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TQM活動


1.単調な入院生活に変化をもたらしましょう(TQM活動)

2..精神科急性期病棟の今までのTQMでは、のびのび6(病棟レクリエーション)や病棟の作業療法を通して入院生活の充実を図ってきました。また、外に出る機会はあっても「院散は飽きた」「いつも同じ店に外出している」「もっと違うことがしたい」との声が・・。

今年は、そんなみなさんの声に応えるため、森林療法の導入、院内散歩の見直し、病棟内スペースの有効活用に取り組んでおります。

 

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(立川先生から沢山の提案を頂きました)

3.中間報告

・主治医や作業療法士など、他部署との情報共有をしっかり行った上で患者さんの現状を把握し、森林療法への参加を促すことが大切である。

・患者さんから「森の中は気持ちよかった」「バーベキューは普段食べられないし楽しい」「自然の中で飲むコーヒーはおいしい」「日常では見られない風景が見られて新鮮」などの感想をいただけた。

・普段病室にこもりがちな患者さんも、環境が変わると笑顔がみられた。

・森林での予期せぬ事故(外傷・転倒など)に注意が必要。

・今後、寒くなってからのプログラムや、ただ歩くだけでなく新しい楽しみ方を考えていく必要がある。

・病院敷地内の散歩のルートに新しく設けたベンチでは風通りがよく、散歩中に休憩できるスポットとして活用されている。

・患者さんの現在の適応(森林療法に行っているのか、病院敷地内の散歩かなど)や好み、趣味など分かりやすくまとめたものがあれば声かけ時に便利だという意見もあった。

取り組みの様子)
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2016年01月28日 |

1.患者さんとの係わりを十分にして楽しく安全に食べてもらおう(TQM活動)

2.こちらの精神科療養病棟では、平均年齢が60歳を超え、毎日の食事が楽しみとされている方も多いはず・・・

ところが食事時の食堂は、ご飯が待てなかったり、きちんと座れず床にこぼしてしまったりと楽しく食事が出来ていません。

誤嚥の可能性のある患者さんも多く安全面の不安がいっぱいです。
そこで、食事前に嚥下体操やミニゲームで楽しく安全に食事を摂れるようにしました。

食事の席は身長差や見守りの必要な方ごとにテーブルの高さを調整。

椅子も座りやすいものに変え、食事前に姿勢を整えました。又、静かな音楽も流して雰囲気も変えました。

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(立川先生に相談しアドバイスを頂いているところです)

3.中間報告

・嚥下体操とミニゲームは患者さんに定着。予想以上の参加率です。

・椅子を変えて毎回姿勢を直すことで患者さんも長年傾いたまま食事を摂っていたのに自分でも気を付けられるようになってきたこと。全体に食事時の姿勢が良くなっています。

・食事をこぼす人数はあまり変わりませんが、こぼす量は、はるかに少なくなっています。

ヒアリングでも「こぼす量をもう一度調査したら」のアドバイスを受け、再調査となりました。

・困りごとも減っていますが、もう一息。

更なる成果を目指して、スタッフ全員で実践中です。

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取り組みの様子)

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食堂の椅子を患者さんにあわせて工夫しています。

2016年01月27日 |

本日はTQM活動の発表会でした。

各部署の担当者たちは昨日の夕方から(今日の朝早くに?)発表の最終調整を終えてほっとするやら、発表の本番が近づき緊張するやら・・・。
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TQMの内容はひめきたブログでも一部ご紹介しておりますが、
(興味のある方は過去のTQMブログをご覧ください)
食事・お風呂など生活に関する事から、
情報共有や訪問の取り組みまで幅広いものでした。

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発表の方法も、落語あり寸劇あり映画風のスライドあり、など幅広く
参加者は笑いあり涙あり、表情豊かに聞いておられました。
(堅苦しくない発表であることも、姫路北病院の良いところの1つだと思います)

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仕事を毎日していますと、繰り返しになってしまう事がありますが、
それぞれの職員が他の部署や病院さまの発表をきくことで、
日々の自分の仕事を振り返り、気付き・発見をした事と思います。

 

明日から気持ちを新たに、
日々の仕事を積み重ねより良い医療サービスを患者さまにお届けできたらと考えています。

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お越し下さいました先生方、各病院の皆さま本当にありがとうございました。

2016年01月21日 |

いよいよ明日はTQMの発表会です!

大きなイベント 夏祭り・ 姫北祭 が過ぎ、

TQMの発表が来ると、年度末だな~と感じます。

同時に1年かけて取り組んだことを振り返り、こんな風に変わったんだなと実感したり、
ここはもう少し工夫が必要だなと反省したり、いろいろな事を各職員が思いながら発表
に臨みます。時には上手くいかない事が悔しくて涙をする事も・・・。

やってきて良かったと感じる事は、患者さんたちの笑顔だったり良い変化、

私たちの大切にしたい「働きがい」なのだと思います。

 

今よりもっと良い何かを患者さんに提供したくて

各職員が協力して取り組み続けてきた事を

明日お伝えできたらと思います。

準備の様子)
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「こうしたらええんちゃう」「ここお願いね」など、

部署や職種、年齢(?)の垣根を越えてすんなりと協力できる事、

姫路北病院の良いところだな~と感じています。

2016年01月20日 |

1. 充実したケアで患者さんのスキントラブルをなくそう  (TQM活動)

2. こちらの精神科療養病棟では昨年度、TQM活動で褥瘡を軽減させることができました。

今年はスキントラブルは褥瘡だけではなく、新たな問題「スキントラブル」を解消すべく、スタッフ全員、色々な工夫をし、楽しく、いきいきと、チーム一丸となって取り組んでおります。

例えば介護度が高い患者さんを対象に湯船につかって爽快感を体感して頂きたいとの思いから「とくとく温泉」と称して特殊浴槽での入浴の促進、それに伴って業務の時間や入浴前後の処置の一覧表を作りなおすなど、様々な角度での業務改善を試みております。

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(立川先生に取り組みを報告しているところです)

3.中間報告

 ・ぽらりす(重度認知症デイケア)と相談・調整しながら特殊浴槽を使用。
今までシャワー浴だった患者さんも、湯船につかれることで爽快感を体感する事ができ笑顔
増えました。

・表皮の清潔を徹底できたことで湿疹や水虫等の皮膚感染症が減少し、また湯船につかる事で体
循環が良くなり下肢末梢部のむくみの軽減や角化症が徐々に改善してきています。

・今回のTQM活動を機にスタッフのスキンケアに対する取り組む意識が変容し、処置内容の
見直しや業務分担表の再検討の等業務改善につながってきているように思います。

取り組みの様子)
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2016年01月14日 |

1.患者さんの憩いの空間創りと認知症ケアスタッフのストレス軽減を目指して・・
(TQM活動)

2.内 容
認知症ケアの中で大切なことは、その人らしさを尊重した安全な生活の場での関わりです。

みなが集い・ゆったりくつろげるような環境、その理想の環境に近づく事ができると良いなと思っていました。

そこで患者さんができるだけ入院前の生活環境に近い環境で安心して過ごしていただけるよう、環境改善の取り組みとして、認知症患者さんの視点からみたPEAP(認知症高齢者への環境支援指針)に基づく環境創りに取り組みました。

また、認知症ケアに携わるスタッフの身体的・精神的なストレスが原因で、それぞれが良い関わりができていないのではという悩みや不満を抱えている現実もあり、スタッフのストレス軽減にも取り組みました。

3.中間報告
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環境改善では食堂を常時開放し、いつでも自由に出入りでき家族様の面会時にも利用して頂けるようにしました。

中庭にもテーブルや椅子を設置し、患者さんやスタッフ・家族様もいつでも交流の場に使えるようにしました。明るく開放的な空間となっているように思います。
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(写真:環境への取り組み 椅子や机の設置を工夫しました)

スタッフのストレス軽減の取り組みとして、以前から取り入れているユマニチュードケアの定期的な勉強会、医師には認知症の勉強会、心理の先生にはストレスの対処方法、などお話しをしていただきました。
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(写真:ユマニチュードの取り組み)

スタッフ内でグループ分けし、TQMメンバー以外のスタッフも全員でちり組むよう、活動内容の見える化を図り随時更新し、スタッフの意識づけを行っています。

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2                  (写真:ヒアリングの様子)

 立川先生のヒアリングでは、おおむね満足のいける評価をいただきましたが、スタッフのストレスについてもっと掘り下げ、解決策を練ることができれば、スタッフ全員の強みになると指導していただきました。

指導を受けたことをふまえさらに団結を深め、よりよい対策ができるよう全員で力を合わせて取り組みます。

2015年12月24日 |

(内容)
精神科デイケアを利用されているメンバーさんはたくさんいらっしゃいますが、なんだか活気が無い様な印象を持ったスタッフ。
メンバーさんの声を聴くことにしました。

「夢は?」

「夢?ない。できる事が限られているし」

 

夢や目標をもつこと、自分の力で実現していくことは難しいかも知れません。

しかし、希望を持つこと、周りのサポートを得ること、自分で責任を持って選んでいくことなどで、リカバリーにつながっていきます。

 

私たちスタッフはメンバーさんそれぞれが自分らしい生活を送ってほしい、

そんな想いを込めて、精神デイケアの今年のTQMは

「リカバリー(自己実現や生き方を主体的に追及するプロセス)」

 

まずはメンバーさんに知って頂くことから取り組んでいきたいと考えています。

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(立川先生に取り組みを報告しているところです)

 

3.中間報告

リカバリーについて知るプログラムを月1回実施しています。6名程度のグループで「元気に役立つ道具箱」や「いい感じの自分」「注意サイン」などについて話し合いました。

調子の悪い時について一人のメンバーさんが発言されると、「私も同じ」と他のメンバーさんの声が聞かれ、お互いに顔を見合わせ、ほっとした表情をされる場面も見られました。

プログラムの終わりには、「病気の話じゃなかった」との感想が聞かれ、病気ではなく、それぞれの「元気」に目を向けられたのだと実感しました。

取り組みの様子)
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道具箱    毎日するといいこと    注意サイン

2015年12月03日 |

1.ぽらりす(重度認知症デイケア)のチームワークを強化し利用者さまの安楽・安全を守ろう(TQM活動)

2.内容
前年度、ぽらりすは「ひろってつなげ!みんながリベロ!」を目標にチームワークを強化し、看護師・ケアマネージャー・作業療法士・介護福祉士・看護助手・送迎の運転手などのスタッフが協力・連携して利用者さんの思いを受け止め、ひろってつなぐチームプレーを展開してきました。

しかし、スタッフの異動や新規の利用者さんの情報の多さにスタッフは必死、気がつけば笑顔も少なく・・・。

こんな状況では利用者さんの思いを受け止めることも出来ません。

 そこで、今年のぽらりすは再びチームワークを強化し、利用者さんが安楽に過ごせ思いをかなえられるような環境をテーマに、今年のTQM活動に取り組んでおります。

1              (立川先生に取り組みを報告しているところです)

3.中間報告

・1度に4台の送迎車が到着する事があり、沢山の利用者さんにスタッフが同時に対応する時があります。そんな時は認知症が重症な方を優先し誘導しています。

また、血圧・体温をはかる・荷物を整理する・手帳の書き込みを確認する・荷物から薬を出すなど、利用者さんに関係する事を優先して準備するように業務改善をしました。

・便秘がちな利用者さんに「水を飲みましょうか」と定期的に声をかけ飲んでもらうなど、上手くいった声掛けの例をミーティング時に話し、申し送りノートに書き込んで共有しています。

・利用者さんに関する情報を整理、重要かつ緊急性の高い情報をより早期に共有し、利用者さんに関する業務から取りかかるように改善をした結果、以前よりもスムーズにお迎えできるようになったと思います。

 

取り組みの様子)
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↓以前の取り組みも継続しています!

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2015年11月19日 |

1.多職種と連携し自立訓練事業所「さざんくろす」と利用出来る体制を目指そう
(TQM活動)

2.自立支援病棟(精神科療養病棟)では、各SHIENをはじめとして、自立訓練事業所「さざん
くろす」との交流会など各部署との連携を図り、退院促進を目指しています。

しかしながら、「さざんくろす」ってどんなところなの??交流会って何をしているの?と
患者さん、スタッフからの声が・・・・。

患者さん、ご家族さまが笑顔で「さざんくろす」を利用できるよう退院支援を勧めていきま
す。

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(立川先生と一緒に今後の取り組みを考えているところです)

3、中間報告

・「さざんくろす」のスタッフと協力してわかりやすいパンフレットを作成。
交流会や見学会に今まで参加されていない患者さんにも声をかけ楽しく参加していただきまし
た。現在3名の患者さんの入所を目指して取り組み中です。

・交流会は「さざんくろす」の利用者さんがおもてなしを目的とした会であることを再認識し、
認知度は上がりましたが利用するにあたりもっと具体的な情報交換していく必要を感じまし
た。

・立川先生から、「さざんくろす」入所に向けてのフローチャートがあればよりわかりやすいと
のご助言いただきました。

取り組みの様子)
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2015年11月12日 |

1.患者さんが作業を選べる環境を作ろう(TQM活動)

 
2.内容

現在の作業療法プログラムでは、

「何かすることないの?!」「暇やわ!」「何もないからぬり絵でもしとこ」・・・。

確かに今あるプログラムを見直してみると、長年固定化された集団プログラムが多く、選択肢はかなり少ない。特に午前中は手工芸ばかり・・・毎日同じことを繰り返し・・・。

選択肢の少ない作業療法には確かに行きたくないし楽しめない。

という事で、

患者さんが作業を選べる環境を作ろうというテーマで、今年のTQM活動展開中です。

患者さんの希望をきいて、料理や外出などに取り組んでおります。

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3.中間報告

・他の病棟や部署と相談しながらやっている事が大切であることに改めて気が付きました。

・作業療法士たちがより一層患者さんの立場に立って考えています

・患者さんが「次はこんなの作ってみたい」「次はこんなところに行ってみたい」と

希望を話すようになりました

 

2015年11月05日 |