SHIEN(支援)プログラム - 兵庫県姫路市の精神科病院(うつ病・認知症・復職支援)|姫路北病院
右メニュー
メニュー
メニューを閉じる




姫路北病院SHIEN(支援)プログラム

SHIENとは
S : Synergy (共力 相乗効果)
H : Harmony(調和)
I : Indepedence(自立)
E : Empowerment(能力向上)
N : Normalization(ノーマライゼーション)

姫路北病院では、職員全員が協力し、入院中の全ての患者さんがより良い時間を過ごしていただけるよう、様々なSHIENプログラムをご用意し、実施しております。
私共と一緒に取り組んでいただき、一日も早く退院できるように支援していきたいと考えております。

姫路北病院
支援プログラム
プログラムの内容
園芸療法 花の苗を畑に植えたり、野菜の種まき・栽培・水やり・収穫を行っています。花などの植物に触れることにより、育てる喜びや癒しの気持ち・時間の共有をしています。リラックスして前向きな療養生活を送っていただくことを目的にしています。
森林療法 当院は自然に囲まれ、周辺に多様性のある森が豊富です。そこで、近隣にある文殊荘や春日山キャンプ場などへ外出したり、近くの果樹園や森林に患者さんと共に散策へ出かけます。森林という自然の中で過ごすことで自分らしさを取り戻す事を目的としています。
⇒森林療法についてはコチラ
学習療法 音読と計算を中心とする教材を用いて、学習者と支援者がコミュニケーションを取りながら行います。学習によって、脳細胞を活性化し、その機能を向上させることで、認知症の進行を改善・予防し、最後まで人間として、その人らしく生活していけることが目的です。
アルーフ
(断酒・禁煙)
アルコールが身体に及ぼす影響や、心理的な行動、薬の作用や副作用などを学習し、退院後の断酒につなげることが目的です。また、禁煙の指導も行っています。
運動 晴れた日にはグラウンドまで散歩し、キャッチボールやバドミントンなど体を動かします。雨の日には屋内にて囲碁ボールやフリスビー、輪投げなど軽運動を行ったり、リズムに合わせて身体を動かすリズム体操を行っています。音に合わせて身体を動かすことで身体機能の維持や気分転換になったり、運動習慣を身につけることで生活習慣病を予防することが目的です。
回想法 主に認知症の方を対象としています。昔の記憶は残っていることから、“生い立ち”や“小学校の思い出”など毎回テーマを設定し、思い出せる範囲で自らの人生を振り返り、他者と一緒に語る事でその人らしい時間を提供します。また、「○○さん物語」というその人だけの人生振り返りファイルを作成していきます。
買物 欲しい物や予算を相談しながら決め、福崎町の巡回バス「サルビア号」を利用して一緒に買物に出かけています。計画性や社会的スキルの向上を目的としています。
健康・カロリー “手洗い”や“インフルエンザ”、“メタボリック・シンドローム”など、身近な生活習慣について分かりやすく学習しています。管理栄養士を中心に講義を行っており、必要に応じて栄養指導も合わせて行います。今までの生活を見直し、自覚することで、合併症の管理・予防することを目的としています。
化粧 マッサージや顔そり、メイクなど個々に合わせた化粧を行っています。化粧を行うことによって女性であることを意識し、日常生活にメリハリを与えます。感情や意識の向上によって日常生活動作の向上につなげることが目的であり、参加者から「久しぶりに化粧をした」「きれいになった」など喜びの声をいただいています。
就労前 働くことの意義を理解し、準備・時期・個々にあった形、就労を応援する制度や社会資源の利用の仕方について学習します。また、町内や姫路市など近隣地域にある施設(就労継続支援B型など)の見学も必要に応じて行っています。退院後の自立した生活につなげることが目的です。
ストレス・マネジメント 再発予防を目的としたストレスや考え方のクセ、人付き合いに対する心理教育を、作業療法士と臨床心理士が協力して行っています。チェックリストやグループワークを通じて、ストレスに気づいたりバランスの良い考え方を学びます。
タクティール ラテン語の触れる「タクティリス」が由来です。看護者や介護者の手で患者さんの手足や背中などを柔らかく包み込むようになでることにより、不安な感情を取り除いたり、痛みを和らげたりします。
⇒タクティールブログはコチラ
服薬 各病棟内で作業療法士と薬剤師が講義を行っています。薬についての正しい知識を学習・習得し、自分に合った服薬習慣を身につけていくことが目的です。服薬管理の意識を高めていくことは、病気に対しての積極的な治療につながります。
社会生活技能訓練(SST) 日常生活上の一般的な技能不足(会話が上手くできない・余暇の使い方が苦手・買物が上手にできない等)を個々のレベルにあわせて、学習・習得していくものです。ストレスを上手に処理し安定した社会生活を送ることを可能にする為の生活技能を、訓練によって身につけ、日常生活に適応していくことがSSTの目的です。