今年はインフルエンザ「0」を目指し、11月のSST支援ではインフルエンザをテーマに3回に分けて行いました。
自分たちの身近な問題でもあり、いつもは参加されない患者さんも興味を持って集まってくれました。
1回目はどんな症状があったのかなぁ?から日常生活での困ったことなど今までの体験を思い出し、いろいろな意見が出ました。
外出や病院敷地内の散歩にいけなくなるなぁ、おやつも買いに行けない、たばこも吸えなくなるよ、から始まり子供のころに学級閉鎖になったこと、試験が受けられなくなったことなど思い出した患者さんもおられました。
一人一人が気を付けるためには、外出、病院敷地内の散歩から帰ってきたら手の消毒、食事前の手洗いうがいの必要性を話し合いました。
そして、ここで学習した患者さんが率先してほかの患者さんに手洗いうがいの声掛けをしようとの意見もまとまりました。
ほかに予防接種はいつですか?周りの地域での流行はどうすればわかるのですか?という声もあり、インフルエンザ「0」への関心が高まりました。
2回目は実際に手洗いうがいを行いました。手の平をこすり続けている人、力を入れてゴシゴシ洗っている人、丁寧に指先まで洗っている人など様々でした。
手洗いの写真を見て再確認し洗い方をアドバイスする方もいましたよ。
蛇口の栓を直接触らずペーパーで閉めることも学習し楽しいSSTでした。
スタッフだけではインフルエンザは防げません。患者さんと一丸となり、この冬はインフルエンザ「0」に向けて頑張っていきます。