6月29日、ケア・プロデュースRX組の青山幸広先生にお越しいただき、研修会を開催させていただきました。
とある施設の取り組みや様々な事例を通し、介助側の姿勢や介護やケアの在り方など、先生の研修はスキルもさることながら、いつも心にビンビン響いてくる研修でした。
目の前の人のことを、決めつけてしまっているのはだれであるのか。
生活の中でのその方の役割や生きる楽しみを引き出すことの大切さ。
しかし、それはその人が持っている力があることに、気づけていないだけなのかもしれない・・。
当たり前の生活の中にある、『楽しむ』『居場所創り』『生活する・生きるための環境づくり』そのような中で人は大きな変化をあらわす。
施設のみでなく・生活の場も重要な要素となる精神科にとっても大切なことであると思います。
見せていただいたスライドには『SEKAINO OWARI 』の曲がながれており、曲からも多くのメッセージを受け取ることが出来ました。
『方法』という悪魔にとりつかれないで
『目的』という大事なものを思い出して
…『世間』という悪魔にとりつかれないで・・
「方法論」に囚われ、自分たちがすべきことが何であるのかという「目的」を見失ってはいないだろうか。医療・介護の主人公はだれであるのか・・。
「ハード面が変わるから変わるのではなく、一人一人の心の変化が大きな改革につながる」と、話された先生の言葉は、いつまでも心に残りました。
参加者の感想を一部紹介させていただきます。
☆ 工夫すれば、自分たちも患者さんもお互いのできる幅が広がっていくと感じました。
☆ 青山先生の実践・体験談・施設『新(あらた)』の取り込みを学び、先入観を持ってしまわないことの大切さについて、あらためて考える機会となりました
☆ 普段決めつけてかかわってしまっていることが多くあり、どんな患者さんでもやってみることを続けていくことで、その人の可能性を引き出すことにつながるのだろうなと感じました
☆ 新しい発見がいくつもありました。患者様・ご家族様の関わり方で変わっていく様子が素晴らしかったです。何か取り組めることを自分で発見していきたいです
☆ 過介助ではやる気を奪ってしまうこともあるということに気づかされました
☆ 何回か参加させていただいたのですが、今回、再参加でき再確認できて良かったです
☆ 以前のRXの研修後、普段のケアに取り入れたものの見直しもすることが出来ました
☆ 力でずっとやっていました。力を出さずにできることに気づきました
☆ 日頃の忙しさから、流れ作業的に業務をしていたが、患者さんがどうしたいのか、次回の研修もとても楽しみであり、多くのスタッフに参加していただきたい内容でした
青山先生ありがとうございました。