今回は薬の副作用について皆さんで話をしました。
プリントを埋めながら意見を発表してくれる方も・・・
「そやな~」「こんなんある?」「口が渇くことあるわ」と隣の方と相談してみたりと、
皆さん熱心に耳を傾けてくださっていました。
“薬以外に体調を整えるためにでいること”の項目では、
普段作業療法の時間にされている事をあげている方も。
自分の気分を落ち着かせる方法を知っておくことも重要なことですね。
   
皆さんがリラックスできる時ってどんな時ですか?
今回は薬の副作用について皆さんで話をしました。
プリントを埋めながら意見を発表してくれる方も・・・
「そやな~」「こんなんある?」「口が渇くことあるわ」と隣の方と相談してみたりと、
皆さん熱心に耳を傾けてくださっていました。
“薬以外に体調を整えるためにでいること”の項目では、
普段作業療法の時間にされている事をあげている方も。
自分の気分を落ち着かせる方法を知っておくことも重要なことですね。
   
皆さんがリラックスできる時ってどんな時ですか?
認知症病棟の中庭では今年も発泡スチロールの田んぼに田植えをしました。
収穫の秋ということで、
いよいよ、病棟の中庭ですくすくと育っていた稲を刈り取る時期がきました。
「これくらいはまだ細いわ~」「こうして力入れてな…」
目の前の稲を見ると皆さんやる気マンマン!色んな話が飛び交います。
慣れたもんよと言わんばかりに、
数十分もするとあっという間に全て刈り取られていきました。
「早く新米が食べたいわ」と、みなさんお味も気になるご様子でした。


当院で行っている回想法の一環として、福崎町にある神崎郡歴史民俗資料館へ外出に出かけました。
まずは、すぐ近くにある柳田国男の生家を見学。
少し前に外出で見学された方もいたので、「こないだ見に来んかったっけ?」と覚えておられる方もいましたが、大半が初めての方だったので、昔はこんな家だったと懐かんでいる様子でした。
ちょっと天候が悪くなってきたので急いで資料館の方へ移動。
結構な坂道がありましたが、皆さん疲れた素振りも見せずに歩く姿を見て、病棟の中とは様子が全然違うんだなぁ、と元気な姿を見るとこちらとしても嬉しい気持ちになります。
資料館の中に入ると、昔の農具、神崎郡の歴史にまつわる道具、看板や旗、防空頭巾等が置いてありました。
皆さんはスタッフが話しかける前に道具を手に取って触り、使い方を説明してくださり非常に活き活きとしておられました。
撮影禁止だったので写真を掲載する事は出来ませんが、やはり高齢者の健康的な部分を引き出すのに回想法の手法は有効な手段だな、と皆さんの表情を見ていて感じました。
月に一回は外出に出かける予定なので、次は秋らしさを感じに行きたいですね。どんな反応や表情がみられるのか今から楽しみです。
 
園芸支援では、畑にて色々と野菜を育てています。

今回は収穫したかぼちゃを使って、おやつを作りました。
 
自分達で作り収穫したかぼちゃをレンジにかけて柔らかくし、切っていきました。
包丁を握るのも久しぶり…という方も多くいましたが、いざやり始めると「一人暮らしの時にやってたんだよ」と教えてくれつつ手慣れた様子でかぼちゃを切っていきました。
レンジしただけの状態のかぼちゃを食べ、「美味しい!栗みたいだ!」と喜ぶ方や「○○さんが水やりたくさんしてくれたからだね」などと声を掛け合われていたのが印象的でした。
 
かぼちゃからくりぬいた実をすりこぎでつぶし、ペーストにしていきます。
一人ではやりにくい方がいると「手伝うよー」とそっと下のボールに手を添え二人でかぼちゃをすりつぶしていきました。
「思ったより大変だなあ…」と汗をかきつつ交代ですりつぶしていきました。
 
かぼちゃの上側を切り、ちいさなかぼちゃを丸ごと食べる事としました。
手をきらないでくださいね~というこちらの心配をよそに手際よくかぼちゃの頭を切り、にこにこと笑顔を見せてくれた方や、勢い余ってかぼちゃの底に穴をあけてしまう方など日常では見られない表情がたくさんありました。
 
じゃーん!出来上がりです!
実際の出来上がりを見て患者さんも私たちも「おおおー!」と歓声が上げました。
「かぼちゃなんて煮つけでしか食べたことない」と言いつつ食べていきました。器にしているかぼちゃまで残さず食べ、「次からもみんなでがんばって作ってまたこんなのしたいなあ」と感想を言い合いました。
参加者の感想
「こんな食べ方初めてだから面白い!」と言う方や「頑張って作ってきてよかったぁ…」等と感慨深い様子の方など普段の様子では見られない表情がたくさん見られました。「種から育てて水やりをしたり、雨でいくつか腐ってしまったりと自分たちが手をかけ育ててきたかぼちゃはいつものかぼちゃよりも一味もふた味も違うなあ…」と言う発言がとても印象的で残っています。
私たちスタッフも包丁使えるかなあ…とか、患者さんに対して心配していたこともありましたが、実際行ってみると予想以上に手際よくすすめられたり、コミュニケーションの少ない方が他の患者さんと協力して進める等普段見せられる表情とは全く違う様子がたくさん見る事ができ、私たちのいつも見ている姿はそのかたのほんの少しの一面であるんだなあと感じました。
毎月2回、生活習慣病や運動、感染症や便秘などのテーマを決めて、学習しています。
資料を使った説明だけでなく、DVDを見たりクイズ形式にしたり、食材や料理の写真を見てカロリーを考えたりと、興味を持って楽しんでもらえるような時間を心がけています。
参加者は、「菓子パンのカロリーってそんなにあるの!」と驚いたり、「色の濃い野菜には栄養が多いんやね」と覚えたことを教えてくれたりします。
また、今年度は実践を伴う内容にしており、実際に運動したり、食中毒・感染予防の手洗いを行ったりと、頭だけでなく実体験を通して学習できるようになりました。
今後も、「楽しんでいるうちに、いつのまにか学習できた」という支援を目指していきたいです。
 
紫陽花を見に行きました(回想法SHIEN)
回想法(SHIEN)というプログラムで、この日は福崎町高岡にある紫陽花の小道に、患者さんと職員の約10名にて外出しました。
車での道のりは15分くらいで、途中コンビニに寄ってジュースを買っていきます。
車での移動中、1人の方が景色を見ながら故郷を思い出し、自分の生い立ちを語ってくれました。そうこうしている間に目的地に到着!
100m程に渡って連なっている紫陽花を眺めて「本当にキレイだね。」と皆さん感動している様子。
また、山を見て木々の解説をしてくれる方もおられ様々な反応や笑顔を見る事が出来ました。
外に出るという、ごく当たり前の行為が、やっぱり良いもんだと感じた外出でした。
 
 
日本玩具博物館へ外出(回想法SHIEN)
回想法(通称、想い出の会)という認知症の方へ行うリハビリテーションプログラム中に、姫路市香寺町にある日本玩具博物館へ外出に出かけました。
館内にはコマやメンコ、綺麗に装飾された羽子板、などの玩具が置いてありま した。
参加者の方々はもちろん高齢の方なので、昔触ったり見たり遊んだりしていた ようです。
「これは懐かしいな」と言いながら手に取って遊び夢中でコマ回しをしている方、仕掛け玩具で遊んで「すごい!」と驚きながら何度も試されている方、「これ家にあったんやで。これはな…」と1つ1つ説明され、「子供の頃に戻っ た」と懐かしそうに語る方など、皆一様に楽しんでいる姿が印象的でした。
今回、回想法SHIENとして初めての外出でしたが、外へ出かけた事と懐かしい 物品などが良い刺激となり、病院内では見ることができないその人らしい笑顔 や振る舞いを見ることができました。
  
  
1.梅シロップ作り 運動SHIEN
運動SHIENにて病院敷地内のグランドに出掛けたところ、梅の木になっている
梅の実を見つけました。
いつもは運動が好きな人がキャッチボール・ボール蹴りをしていたり、気分転
換をしたい人はブルーシートを木陰に広げて寝転んだりしています。
この日は天気も良く、せっかくなので皆で協力して梅の実を収穫することにし
ました。
「こっちに大きな実がなっているよ」「ここはそんなに実がないなー」「初め
て梅狩りしました」などの感想がありました。
1回目は1㎏、2回目は2.5㎏と予想外の収穫に驚きの声があがりました。
 
 
早速、氷砂糖・酢などを用意して梅を漬け込むこと約3週間、甘い梅シロップ
を炭酸水で割ると、梅ソーダ―の出来上がりです。皆さんも夏場にいかがでしょ
うか?