1.患者さんとの係わりを十分にして楽しく安全に食べてもらおう(TQM活動)
2.こちらの精神科療養病棟では、平均年齢が60歳を超え、毎日の食事が楽しみとされている方も多いはず・・・
ところが食事時の食堂は、ご飯が待てなかったり、きちんと座れず床にこぼしてしまったりと楽しく食事が出来ていません。
誤嚥の可能性のある患者さんも多く安全面の不安がいっぱいです。
そこで、食事前に嚥下体操やミニゲームで楽しく安全に食事を摂れるようにしました。
食事の席は身長差や見守りの必要な方ごとにテーブルの高さを調整。
椅子も座りやすいものに変え、食事前に姿勢を整えました。又、静かな音楽も流して雰囲気も変えました。
(立川先生に相談しアドバイスを頂いているところです)
3.中間報告
・嚥下体操とミニゲームは患者さんに定着。予想以上の参加率です。
・椅子を変えて毎回姿勢を直すことで患者さんも長年傾いたまま食事を摂っていたのに自分でも気を付けられるようになってきたこと。全体に食事時の姿勢が良くなっています。
・食事をこぼす人数はあまり変わりませんが、こぼす量は、はるかに少なくなっています。
ヒアリングでも「こぼす量をもう一度調査したら」のアドバイスを受け、再調査となりました。
・困りごとも減っていますが、もう一息。
更なる成果を目指して、スタッフ全員で実践中です。
取り組みの様子)
食堂の椅子を患者さんにあわせて工夫しています。