園芸支援では、畑にて色々と野菜を育てています。
今回は収穫したかぼちゃを使って、おやつを作りました。
自分達で作り収穫したかぼちゃをレンジにかけて柔らかくし、切っていきました。
包丁を握るのも久しぶり…という方も多くいましたが、いざやり始めると「一人暮らしの時にやってたんだよ」と教えてくれつつ手慣れた様子でかぼちゃを切っていきました。
レンジしただけの状態のかぼちゃを食べ、「美味しい!栗みたいだ!」と喜ぶ方や「○○さんが水やりたくさんしてくれたからだね」などと声を掛け合われていたのが印象的でした。
かぼちゃからくりぬいた実をすりこぎでつぶし、ペーストにしていきます。
一人ではやりにくい方がいると「手伝うよー」とそっと下のボールに手を添え二人でかぼちゃをすりつぶしていきました。
「思ったより大変だなあ…」と汗をかきつつ交代ですりつぶしていきました。
かぼちゃの上側を切り、ちいさなかぼちゃを丸ごと食べる事としました。
手をきらないでくださいね~というこちらの心配をよそに手際よくかぼちゃの頭を切り、にこにこと笑顔を見せてくれた方や、勢い余ってかぼちゃの底に穴をあけてしまう方など日常では見られない表情がたくさんありました。
じゃーん!出来上がりです!
実際の出来上がりを見て患者さんも私たちも「おおおー!」と歓声が上げました。
「かぼちゃなんて煮つけでしか食べたことない」と言いつつ食べていきました。器にしているかぼちゃまで残さず食べ、「次からもみんなでがんばって作ってまたこんなのしたいなあ」と感想を言い合いました。
参加者の感想
「こんな食べ方初めてだから面白い!」と言う方や「頑張って作ってきてよかったぁ…」等と感慨深い様子の方など普段の様子では見られない表情がたくさん見られました。「種から育てて水やりをしたり、雨でいくつか腐ってしまったりと自分たちが手をかけ育ててきたかぼちゃはいつものかぼちゃよりも一味もふた味も違うなあ…」と言う発言がとても印象的で残っています。
私たちスタッフも包丁使えるかなあ…とか、患者さんに対して心配していたこともありましたが、実際行ってみると予想以上に手際よくすすめられたり、コミュニケーションの少ない方が他の患者さんと協力して進める等普段見せられる表情とは全く違う様子がたくさん見る事ができ、私たちのいつも見ている姿はそのかたのほんの少しの一面であるんだなあと感じました。