当院で行っている回想法の一環として、福崎町にある神崎郡歴史民俗資料館へ外出に出かけました。
まずは、すぐ近くにある柳田国男の生家を見学。
少し前に外出で見学された方もいたので、「こないだ見に来んかったっけ?」と覚えておられる方もいましたが、大半が初めての方だったので、昔はこんな家だったと懐かんでいる様子でした。
ちょっと天候が悪くなってきたので急いで資料館の方へ移動。
結構な坂道がありましたが、皆さん疲れた素振りも見せずに歩く姿を見て、病棟の中とは様子が全然違うんだなぁ、と元気な姿を見るとこちらとしても嬉しい気持ちになります。
資料館の中に入ると、昔の農具、神崎郡の歴史にまつわる道具、看板や旗、防空頭巾等が置いてありました。
皆さんはスタッフが話しかける前に道具を手に取って触り、使い方を説明してくださり非常に活き活きとしておられました。
撮影禁止だったので写真を掲載する事は出来ませんが、やはり高齢者の健康的な部分を引き出すのに回想法の手法は有効な手段だな、と皆さんの表情を見ていて感じました。
月に一回は外出に出かける予定なので、次は秋らしさを感じに行きたいですね。どんな反応や表情がみられるのか今から楽しみです。