右メニュー
メニュー
メニューを閉じる




全体研修


1.食事のポジショニング (院内研修)

5病棟は精神科療養病棟です。毎日の生活の中でお食事は楽しみの一つですが、きちんと座れず食べにくそうにされている方や残されている方、早く食べたいと落ち着かず食事を待たれる方な ど、私たちは楽しい時間を提供できていないのではないかと反省を込めて今回患者さんとの関わり方を含めた業務改善を行い、最善最良のケア提供のために取り組んでいきます。

・今回亀山先生に研修に来ていただき、車イスで食事を食べることが姿勢に影響していることや、正しい椅子の座り方、食事前の楽しい体操など紹介して頂きました。

楽しくわかりやすい内容で今回のTQMに取り入れて楽しい食事時間を提供していきたいと思っています。

亀山先生ありがとうございました。

 

2.食事について(西はりま医療専門学校 作業療法学科 専任教員 亀山一義先生)

食事中の姿勢についてお話をさせていただきました。

近年、NST(Nutrition Support Team)と呼ばれる栄養サポートチームを編成し、職種の壁を越え、患者様の栄養管理に取り組む病院が増えています。

姫路北病院でも熱心に患者様の食事について様々な職種の方が取り組んでいることを感じました。

日本語の姿勢にはposition(体位)とattitude(態度)の2つの意味があります。

私はしっかりとした座位(体位)で、楽しく(態度)食事をすることが大切だと考えています。

今回のお話の中では、体位と態度について提案をさせていただきました。

この提案が病棟での食事姿勢の一助となれば幸いです。

3.研修の感想(院内研修アンケートより)

・車椅子のまま食事をすることを当然だと思い込んでいた。椅子に座って食べる事の重要さを再認識しました

・食前にストレッチを取り入れる事で、嚥下がしやすくなるという事、理解出来ました

・食事と言う行為をイベントとしてとらえる事が大切であり、そう考える事で対応が変わってくることを認識できました

・食事介助時の注意点や意識の仕方が分かりやすく、理解しやすかった。今後に活かせると思った

終了後には職員の皆様から多くの質問を頂戴し、活発な意見交換をすることができました。非常に貴重な時間となりました。ありがとうございました。

食事ポジショニング270611

2015年07月16日 |

7月3日に介護福祉士主催で排泄ケアに関する研修がありました。

まずは介護福祉士から基本的な排泄ケアについての説明がありました。

高齢になり今までできていたことが出来なくなる。

特に排泄を人の手を借りないとできないという状況は人間の尊厳にもつながる大きな問題でもあります。

そんな状況になった時に、この人だったら安心できる看護師・介護者であるために、排泄について正しい知識と技術は次のケアにもつながる大切なことです。

今回は、事前アンケートで尿漏れ対策に対し、困っている状況が多いということから、

ユニチャームメンリッケ株式会社よりTENAアドバイザーの古谷恵子さんと堀内都紀さんにもお越しいただき、尿漏れとなる原因の見極め方や対策等について実践も交えながらスキルの再確認もしました。

昨年の全体研修の中で「良かった」という評価が一番高かった研修です。

それも、みなさんがもより良いケアを提供しようとする皆さんの姿勢があるからなのでしょうね。下記のアンケートからも感じ取られましたので一部紹介します。

 

【アンケート】

・実際に着けてみること、体験することの大切さを学びました

・漏れなどはやはり、おむつの当て方が悪いからなんだと思いまいした

パットを入れたときはすごく気持ちが悪いと感じました

・対象の患者さんがどんな気持ちでつけているのだろうと考える機会になった

ただつけているだけで不快なのに排尿して過ごすのはつらいと思いました

トイレの訴えが多い方への対応を考える必要があるんだとおもった

・テーナのみの場合とパットを挟んだ場合では感覚が全然違うことを学んだ

患者様の気持ちに少しでも近づくことが出来たと考える

・普段ケアに携われる仕事ではないのですが、排泄ケアに関しての不満点・問題点・改善点など、今日初めて学び職員の皆様や亥患者様の大変さを知ることが出来ました

自分も実際に体験してみて、患者様の気持ちを知りケアを考えていくことの大切さがわかりました

テーナ研修270703 (3) テーナ研修270703 (2) テーナ研修270703 (1)
介護福祉士さん・TENAアドバイザーの古谷さん 堀内さんありがとうございました

2015年07月03日 |

1.院内研修会を行いました

藤田耳鼻咽喉科医院(神戸市)の藤田先生をお招きし、研修「耳鼻咽喉科から
見た嚥下障害」を行いました。

研修の内容は、嚥下の仕組みと障害・嚥下障害の診察・内視鏡検査(どのよう
に見えるのか)・治療について・嚥下障害の実際で、1時間程度ご講演頂きま
した。

耳鼻咽喉科の専門的な視点と藤田先生ならではの分かりやすい説明で、参加者
約60名(当病院職員・近隣の施設の職員さん)は夢中で話を聞いており、気
が付けばあっという間に時間がすぎてしまった様子でした。

この研修を通して、患者さんの食事形態・食事時の姿勢・咀嚼・嚥下・誤嚥
(誤嚥性肺炎)など、理解を深める事ができたと思います。今後は看護や介護
に活かしていきたいと考えています。

研修での様子)

2.嚥下障害について(藤田耳鼻咽喉科医院 医学博士 藤田 彰先生)

耳鼻咽喉科の視点から嚥下障害についてお話ししました。日頃、嚥下障害の看
護・介護に当たっている皆さんに少しでもお役にたつことがお話し出来ていた
ら幸いです。

嚥下の仕組み事態をまとまって聞かれることも少ないと思うので、その部分の
説明にも時間を割きました。

その仕組みが具合悪くなって嚥下障害を起こします。仕組みのどの部分がどの
程度具合悪くなっているのかを診察し、それに対しての対処をしていくのが嚥
下障害診察の全体です。

耳鼻咽喉科では内視鏡下嚥下機能検査と言う内視鏡を使った検査で、直にのど
を覗く検査をするので、嚥下障害の有無、誤嚥の様子についてその画像をお示
ししました。

なかから見るとこんな風になっているというのを見て戴けたかと思います。

食材の選択と食べ方の工夫について、内視鏡所見に基づいての評価で安全に食
せるかが判別できることもお示ししました。

また、誤嚥と誤嚥性肺炎への対処については手術という選択肢があることをご
理解いただき、心の片隅に留めておいてもらいたいと思います。

皆さんが熱心に聞いていただいたので、演者も気持ちよくお話しすることが出
来ました。有難うござしました。

藤田先生と一緒に)

3.研修の感想(院内研修アンケートより)

・飲み込みの様子を動画で見る機会はあまりないので動き・仕組みがよくわかりました。

・トロミのかたさにも嚥下の善し悪しがあるのだと思い、気づきになりました。

・食べ方(食事)の危険性を学ぶことができました。

・ポジショニングなどこれからも気を付けてみていきたい、食事形態も工夫していきたい。

・食事をするには筋力・会話量も必要、のどだけでなく全身に関係する事がわかりました。

・起こる現象にとらわれがちであったが視点が変わりました。今後、看護ケアに活かしたい。

2015年06月02日 |