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全体研修


7月3日に介護福祉士主催で排泄ケアに関する研修がありました。

まずは介護福祉士から基本的な排泄ケアについての説明がありました。

高齢になり今までできていたことが出来なくなる。

特に排泄を人の手を借りないとできないという状況は人間の尊厳にもつながる大きな問題でもあります。

そんな状況になった時に、この人だったら安心できる看護師・介護者であるために、排泄について正しい知識と技術は次のケアにもつながる大切なことです。

今回は、事前アンケートで尿漏れ対策に対し、困っている状況が多いということから、

ユニチャームメンリッケ株式会社よりTENAアドバイザーの古谷恵子さんと堀内都紀さんにもお越しいただき、尿漏れとなる原因の見極め方や対策等について実践も交えながらスキルの再確認もしました。

昨年の全体研修の中で「良かった」という評価が一番高かった研修です。

それも、みなさんがもより良いケアを提供しようとする皆さんの姿勢があるからなのでしょうね。下記のアンケートからも感じ取られましたので一部紹介します。

 

【アンケート】

・実際に着けてみること、体験することの大切さを学びました

・漏れなどはやはり、おむつの当て方が悪いからなんだと思いまいした

パットを入れたときはすごく気持ちが悪いと感じました

・対象の患者さんがどんな気持ちでつけているのだろうと考える機会になった

ただつけているだけで不快なのに排尿して過ごすのはつらいと思いました

トイレの訴えが多い方への対応を考える必要があるんだとおもった

・テーナのみの場合とパットを挟んだ場合では感覚が全然違うことを学んだ

患者様の気持ちに少しでも近づくことが出来たと考える

・普段ケアに携われる仕事ではないのですが、排泄ケアに関しての不満点・問題点・改善点など、今日初めて学び職員の皆様や亥患者様の大変さを知ることが出来ました

自分も実際に体験してみて、患者様の気持ちを知りケアを考えていくことの大切さがわかりました

テーナ研修270703 (3) テーナ研修270703 (2) テーナ研修270703 (1)
介護福祉士さん・TENAアドバイザーの古谷さん 堀内さんありがとうございました

2015年07月03日 |

1.院内研修会を行いました

藤田耳鼻咽喉科医院(神戸市)の藤田先生をお招きし、研修「耳鼻咽喉科から
見た嚥下障害」を行いました。

研修の内容は、嚥下の仕組みと障害・嚥下障害の診察・内視鏡検査(どのよう
に見えるのか)・治療について・嚥下障害の実際で、1時間程度ご講演頂きま
した。

耳鼻咽喉科の専門的な視点と藤田先生ならではの分かりやすい説明で、参加者
約60名(当病院職員・近隣の施設の職員さん)は夢中で話を聞いており、気
が付けばあっという間に時間がすぎてしまった様子でした。

この研修を通して、患者さんの食事形態・食事時の姿勢・咀嚼・嚥下・誤嚥
(誤嚥性肺炎)など、理解を深める事ができたと思います。今後は看護や介護
に活かしていきたいと考えています。

研修での様子)

2.嚥下障害について(藤田耳鼻咽喉科医院 医学博士 藤田 彰先生)

耳鼻咽喉科の視点から嚥下障害についてお話ししました。日頃、嚥下障害の看
護・介護に当たっている皆さんに少しでもお役にたつことがお話し出来ていた
ら幸いです。

嚥下の仕組み事態をまとまって聞かれることも少ないと思うので、その部分の
説明にも時間を割きました。

その仕組みが具合悪くなって嚥下障害を起こします。仕組みのどの部分がどの
程度具合悪くなっているのかを診察し、それに対しての対処をしていくのが嚥
下障害診察の全体です。

耳鼻咽喉科では内視鏡下嚥下機能検査と言う内視鏡を使った検査で、直にのど
を覗く検査をするので、嚥下障害の有無、誤嚥の様子についてその画像をお示
ししました。

なかから見るとこんな風になっているというのを見て戴けたかと思います。

食材の選択と食べ方の工夫について、内視鏡所見に基づいての評価で安全に食
せるかが判別できることもお示ししました。

また、誤嚥と誤嚥性肺炎への対処については手術という選択肢があることをご
理解いただき、心の片隅に留めておいてもらいたいと思います。

皆さんが熱心に聞いていただいたので、演者も気持ちよくお話しすることが出
来ました。有難うござしました。

藤田先生と一緒に)

3.研修の感想(院内研修アンケートより)

・飲み込みの様子を動画で見る機会はあまりないので動き・仕組みがよくわかりました。

・トロミのかたさにも嚥下の善し悪しがあるのだと思い、気づきになりました。

・食べ方(食事)の危険性を学ぶことができました。

・ポジショニングなどこれからも気を付けてみていきたい、食事形態も工夫していきたい。

・食事をするには筋力・会話量も必要、のどだけでなく全身に関係する事がわかりました。

・起こる現象にとらわれがちであったが視点が変わりました。今後、看護ケアに活かしたい。

2015年06月02日 |