第9回兵庫県障害者のじぎくスポーツ大会 精神障害者の部 バレーボール大会
3年ほど前のある日、「練習したら上手くなっているかも」と1人の利用者さんが言いました。
その日から、夏の暑い日も冬の寒い日も決勝リーグ進出を目標に、毎週バレーのプログラムに利用者さんが参加。
夏を乗り越えると体力がつくとみんなで気持ちを合わせ、厳しくなっていく練習にもねをあげず頑張ってきました。
もちろん、試合前にしか来なかった利用者さんも、ほぼ毎回練習をするようになりました。
さて大会当日の午前3時、参加スタッフである私も緊張からか目が覚めるという1日のスタート。
集合時間に集まった選手の利用者さんもいつもに比べ緊張が伺える状態でした。
決勝リーグを目指していざ予選リーグがスタート。初戦の相手は決勝トーナメント常連のチームでしたが、1試合目から白熱の試合が続きフルセットへもつれながらも見事に勝利!
1試合目終了にも関わらず優勝したかのように喜ぶ選手の利用者さん。
ベンチで声援を送っていたスタッフも思わず涙を流しそうになりながらも選手の利用者さんと喜びを分かち合いました。
見事予選リーグを突破し、いざ決勝トーナメントへ。
決勝トーナメントの相手は昨年度の県覇者の強豪チームで惜しくも敗れはしましたが、3位決定戦の接戦をものにし、見事3位に輝きました!
選手の皆さんと「夢を形に」と協力し見事達成した充実した1日となりました。
そして遂に今回の大会で目標を達成する事が出来ました。
「来年はもう一つの上のメダルを」と来年に向けて抱負を掲げております。これからも姫北ドリームに温かい声援を宜しくお願いします。