TQMを振り返って(チームワーク)
―何が印象に残りましたか
藤本:発表の日の活気から現場は元気だと思いました。
・・・発表に向けて一体となって盛り上がるというか(笑)
木村:そうですね、元気な・活気がある発表でした。
・・・僕はゲスト参加して下さった他の病院さんの発表が印象に残っています。
・・・お風呂やトイレの取り組みだったのですが、「あぁ、そういう視点もあるんだな」と、
・・・新しい発見でした。当院だけでの発表ですと、長い期間TQM活動に取り組み続けて
・・・いる事もあると思いますが、考え方や視点が似てくるように思います。その点でゲス
・・・ト参加で発表して下さったことが良い刺激となり、感謝しています。
藤本:そうですね、
・・・私が担当する病棟もお風呂の取り組みをしましたが、人の変化も印象的でした。
・・・特殊浴槽に入浴されている方の笑顔はもちろん、
・・・働く職員がその笑顔を見て「うれしい」って言うんですよ!!
・・・お金をもらって働くわけですから楽な仕事は無い、しんどいって思う事が多いけれ
・・・ども、患者さんの笑顔をみてうれしいっていう働きがいを共有できた事を嬉しく感
・・・じています。
―業務は改善されましたか?
藤本:何のための業務なのか?業務量は適切か?内容や時間配分は?など、
・・・何を目的に何が行われているかを見直す事ができたと思います。
・・・その結果、患者さんの食事や入浴が改善されより良い形で提供されて、
・・・患者さんの笑顔になったように思います
・・・木村:建物などのハード面は大きな変化はないんですが、○○さんの生活のために
・・・何が出来るかと言う事を中心に、「こんな事が出来たらいいな」「こんな風になったらら
・・・いいな」と職員たちが共有して取り組み叶っていくのを見てますと、改善されたのは働く
・・・職員の考え方や在り方のようにも思えます。
―職員は何を学びましたか?
木村:患者さんを中心に考えて行くプロセスだと思うんですよ。
・・・実はTQMのリーダー達のその後が面白い。
・・・毎年小さなTQM風の改善の取り組みが沢山ありまして、
・・・課題やこうありたいなど、業務に関して元リーダー達がTQMの考え方に沿って自主的に解
・・・決したり提案していく。
藤本:そうね、問題をそのままにしない。
・・・何のための業務なのか考えて、患者さんの為に部署内や部署外と人が繋がりながら
・・・工夫・改善する事でその人の心地いい生活であったり笑顔となる。
・・・「やればできる・叶う」という事を職員も患者さんも学んだように思いますね。
―TQM活動で大切なもの(伝えたいもの)は?
木村:患者さんを中心に物事を考えて行くところですね。
藤本:そう、職員ができていない事は沢山あると思いますが、
・・・患者さんの為に業務を見直すという仕事の姿勢、
・・・ツールとしてTQMを使い職員皆が参加するつながり、
・・・何のために働くのかという目的・目標意識を大切にしたいと思います。
・・・あと、発表会の会場でも言いましたが、続けていく継続性も大切に考えています。
木村:あの日のまとめのコメントですね。(笑)カッコ良かったですよ!
藤本三四子 看護師 業務改善委員会
木村龍太郎 作業療法士 教育研修委員会