11月4日に第9回認知症家族会を開催しました。
今回の家族会は『認知症の方との上手な関わり方と脳を活性化するレクリエーションの紹介』がテーマで、当院の作業療法士で認知症ケア専門士の高林亮太が認知症の方と上手に関わるための7つのポイントと脳を活性化する楽しいレクリエーションを紹介しました。
時間や心に余裕をもつこと、笑顔の効果や声をかけるときの環境や目線の合わせ方、また話し方聴き方などのポイントなどとてもわかりやすく、家族さんからは「笑顔で余裕を持って優しい口調で話す、あまり出来ていませんでした」「早口なので日常の会話もゆっくり話し、じっくり聞くよう心掛けたい」と感想もいただきました。
『脳を活性化するレクリエーション』では、なじみのある歌や懐かしい歌の歌詞の一部をみて、その曲名を当てたりしましたが、メロディーや歌詞を思い出そうとしている時、脳は活性化しているのだそうです。
他にも、頭を使いながら運動をする『コグニステップ』をしたり、みなさんまずはご自分の脳の活性化に夢中で楽しそうでした。
後半の茶話会では日頃の介護の悩みや、これからの不安などスタッフや家族様同士で共有し合うことで、「他の方も同じ悩みを抱えている事を知って少し力が湧いてきた」「これから在宅介護に移るにあたって不安もありますが今日の内容に近づけるよう関わっていきたい」という声が聴かれました
これからも、介護される方の笑顔や心の余裕が持てるようなお手伝いができたらと思います。
次回は来年度になりますがみなさん、ぜひ一度ご参加してみて下さいね
介護福祉士 習田記