ひめきたブログ - 兵庫県姫路市の精神科病院(うつ病・認知症・復職支援)|姫路北病院 - Page 21
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ひめきたブログ

TQMを振り返って(チームワーク)

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―何が印象に残りましたか

藤本:発表の日の活気から現場は元気だと思いました。

・・・発表に向けて一体となって盛り上がるというか(笑)

木村:そうですね、元気な・活気がある発表でした。

・・・僕はゲスト参加して下さった他の病院さんの発表が印象に残っています。

・・・お風呂やトイレの取り組みだったのですが、「あぁ、そういう視点もあるんだな」と、

・・・新しい発見でした。当院だけでの発表ですと、長い期間TQM活動に取り組み続けて

・・・いる事もあると思いますが、考え方や視点が似てくるように思います。その点でゲス

・・・ト参加で発表して下さったことが良い刺激となり、感謝しています。

藤本:そうですね、

・・・私が担当する病棟もお風呂の取り組みをしましたが、人の変化も印象的でした。

・・・特殊浴槽に入浴されている方の笑顔はもちろん、

・・・働く職員がその笑顔を見て「うれしい」って言うんですよ!!

・・・お金をもらって働くわけですから楽な仕事は無い、しんどいって思う事が多いけれ

・・・ども、患者さんの笑顔をみてうれしいっていう働きがいを共有できた事を嬉しく感

・・・じています。

 

―業務は改善されましたか?

藤本:何のための業務なのか?業務量は適切か?内容や時間配分は?など、

・・・何を目的に何が行われているかを見直す事ができたと思います。

・・・その結果、患者さんの食事や入浴が改善されより良い形で提供されて、

・・・患者さんの笑顔になったように思います

・・・木村:建物などのハード面は大きな変化はないんですが、○○さんの生活のために

・・・何が出来るかと言う事を中心に、「こんな事が出来たらいいな」「こんな風になったらら

・・・いいな」と職員たちが共有して取り組み叶っていくのを見てますと、改善されたのは働く

・・・職員の考え方や在り方のようにも思えます。

 

―職員は何を学びましたか?

木村:患者さんを中心に考えて行くプロセスだと思うんですよ。

・・・実はTQMのリーダー達のその後が面白い。

・・・毎年小さなTQM風の改善の取り組みが沢山ありまして、

・・・課題やこうありたいなど、業務に関して元リーダー達がTQMの考え方に沿って自主的に解

・・・決したり提案していく。

藤本:そうね、問題をそのままにしない。

・・・何のための業務なのか考えて、患者さんの為に部署内や部署外と人が繋がりながら

・・・工夫・改善する事でその人の心地いい生活であったり笑顔となる。

・・・「やればできる・叶う」という事を職員も患者さんも学んだように思いますね。

 

―TQM活動で大切なもの(伝えたいもの)は?

木村:患者さんを中心に物事を考えて行くところですね。

藤本:そう、職員ができていない事は沢山あると思いますが、

・・・患者さんの為に業務を見直すという仕事の姿勢、

・・・ツールとしてTQMを使い職員皆が参加するつながり、

・・・何のために働くのかという目的・目標意識を大切にしたいと思います。

・・・あと、発表会の会場でも言いましたが、続けていく継続性も大切に考えています。

木村:あの日のまとめのコメントですね。(笑)カッコ良かったですよ!

 
藤本三四子 看護師    業務改善委員会
木村龍太郎 作業療法士  教育研修委員会

2016年02月04日 |

H27年12月26日 タクティールフォローアップ研修に37名が参加しました。
今回も日本スウェーデン福祉研究所 上坂勝芳先生に来て頂きました。

毎年、この時期になるとタクティール認定者と受講者は2時間のフォローアップ研修を受けます。

手技や効果など再確認できる楽しみな時間でもあります。

当院からは33名の認定者と研修受講者、院外からは4名 計37名が午前と午後に分かれての研修です。

手技の確認や情報交換で2時間はあっという間に終わってしまい、施術のモデルもお互いで行うので、気持ちも体もほっこりとする研修でした。

今回の研修で学んだ手技を日常のケアや支援で実践していきます。

 

 

 

2016年02月01日 |

1.患者さんにわかりやすいチームケアを届けよう(TQM活動)

2. 精神科一般病棟は入退院や転棟が毎日のようにあり、入院期間も1ヶ月・3ヶ月・1年以上と病状に応じてバラつきがあり、認知症・アルコール依存症・身体合併症・終末期など、患者さまも色々な病気や事情を抱えておられます。

スタッフ達からは 『この人今回どういうケースなん?』『パスはどれ使う?』『推定入院期間は?』『カンファレンスの調整出来てる?』 などの声が…。

患者さんからは『OT(作業療法)にはいつ参加できるの?』 『薬は自分で管理したい』 『いつになったら退院できるん?』 などなど…。

患者さんにもスタッフにもそれぞれに思いがいっぱい。だから、患者さんを中心にチーム力を生かし、温かいホットなケアを届けたい!そこで、わかりやすいチームケアをテーマに今年のTQM活動に取り組んでおります。

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3.中間報告

・患者さん個人専用目標シート『スモールステップシート』を作成、それをまとめて入れる事ができる『ホップ・ステップ・ジャンプ!ファイル』も作りました。患者さんは、「ケアに対して真剣に考えてもらってる感じがする」と喜ばれていました。

・スタッフルームに看護業務相談用掲示板『お困りボード』を作成。

・部署間連絡カード『姫北・ポスト・コミュニケーションカード』の他部署普及が不足している。

・他部署とのコラボ感がまだまだ出ていない。

取り組みの様子)
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2016年01月29日 |

1.単調な入院生活に変化をもたらしましょう(TQM活動)

2..精神科急性期病棟の今までのTQMでは、のびのび6(病棟レクリエーション)や病棟の作業療法を通して入院生活の充実を図ってきました。また、外に出る機会はあっても「院散は飽きた」「いつも同じ店に外出している」「もっと違うことがしたい」との声が・・。

今年は、そんなみなさんの声に応えるため、森林療法の導入、院内散歩の見直し、病棟内スペースの有効活用に取り組んでおります。

 

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(立川先生から沢山の提案を頂きました)

3.中間報告

・主治医や作業療法士など、他部署との情報共有をしっかり行った上で患者さんの現状を把握し、森林療法への参加を促すことが大切である。

・患者さんから「森の中は気持ちよかった」「バーベキューは普段食べられないし楽しい」「自然の中で飲むコーヒーはおいしい」「日常では見られない風景が見られて新鮮」などの感想をいただけた。

・普段病室にこもりがちな患者さんも、環境が変わると笑顔がみられた。

・森林での予期せぬ事故(外傷・転倒など)に注意が必要。

・今後、寒くなってからのプログラムや、ただ歩くだけでなく新しい楽しみ方を考えていく必要がある。

・病院敷地内の散歩のルートに新しく設けたベンチでは風通りがよく、散歩中に休憩できるスポットとして活用されている。

・患者さんの現在の適応(森林療法に行っているのか、病院敷地内の散歩かなど)や好み、趣味など分かりやすくまとめたものがあれば声かけ時に便利だという意見もあった。

取り組みの様子)
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2016年01月28日 |

1.患者さんとの係わりを十分にして楽しく安全に食べてもらおう(TQM活動)

2.こちらの精神科療養病棟では、平均年齢が60歳を超え、毎日の食事が楽しみとされている方も多いはず・・・

ところが食事時の食堂は、ご飯が待てなかったり、きちんと座れず床にこぼしてしまったりと楽しく食事が出来ていません。

誤嚥の可能性のある患者さんも多く安全面の不安がいっぱいです。
そこで、食事前に嚥下体操やミニゲームで楽しく安全に食事を摂れるようにしました。

食事の席は身長差や見守りの必要な方ごとにテーブルの高さを調整。

椅子も座りやすいものに変え、食事前に姿勢を整えました。又、静かな音楽も流して雰囲気も変えました。

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(立川先生に相談しアドバイスを頂いているところです)

3.中間報告

・嚥下体操とミニゲームは患者さんに定着。予想以上の参加率です。

・椅子を変えて毎回姿勢を直すことで患者さんも長年傾いたまま食事を摂っていたのに自分でも気を付けられるようになってきたこと。全体に食事時の姿勢が良くなっています。

・食事をこぼす人数はあまり変わりませんが、こぼす量は、はるかに少なくなっています。

ヒアリングでも「こぼす量をもう一度調査したら」のアドバイスを受け、再調査となりました。

・困りごとも減っていますが、もう一息。

更なる成果を目指して、スタッフ全員で実践中です。

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取り組みの様子)

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食堂の椅子を患者さんにあわせて工夫しています。

2016年01月27日 |

本日はTQM活動の発表会でした。

各部署の担当者たちは昨日の夕方から(今日の朝早くに?)発表の最終調整を終えてほっとするやら、発表の本番が近づき緊張するやら・・・。
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TQMの内容はひめきたブログでも一部ご紹介しておりますが、
(興味のある方は過去のTQMブログをご覧ください)
食事・お風呂など生活に関する事から、
情報共有や訪問の取り組みまで幅広いものでした。

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発表の方法も、落語あり寸劇あり映画風のスライドあり、など幅広く
参加者は笑いあり涙あり、表情豊かに聞いておられました。
(堅苦しくない発表であることも、姫路北病院の良いところの1つだと思います)

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仕事を毎日していますと、繰り返しになってしまう事がありますが、
それぞれの職員が他の部署や病院さまの発表をきくことで、
日々の自分の仕事を振り返り、気付き・発見をした事と思います。

 

明日から気持ちを新たに、
日々の仕事を積み重ねより良い医療サービスを患者さまにお届けできたらと考えています。

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お越し下さいました先生方、各病院の皆さま本当にありがとうございました。

2016年01月21日 |

いよいよ明日はTQMの発表会です!

大きなイベント 夏祭り・ 姫北祭 が過ぎ、

TQMの発表が来ると、年度末だな~と感じます。

同時に1年かけて取り組んだことを振り返り、こんな風に変わったんだなと実感したり、
ここはもう少し工夫が必要だなと反省したり、いろいろな事を各職員が思いながら発表
に臨みます。時には上手くいかない事が悔しくて涙をする事も・・・。

やってきて良かったと感じる事は、患者さんたちの笑顔だったり良い変化、

私たちの大切にしたい「働きがい」なのだと思います。

 

今よりもっと良い何かを患者さんに提供したくて

各職員が協力して取り組み続けてきた事を

明日お伝えできたらと思います。

準備の様子)
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「こうしたらええんちゃう」「ここお願いね」など、

部署や職種、年齢(?)の垣根を越えてすんなりと協力できる事、

姫路北病院の良いところだな~と感じています。

2016年01月20日 |

午前中は寝返り、床からの立ち上がり、ベッドから車椅子への移乗など

午後からはお風呂介助の方法を学びました。

毎回、研修に行くと新しい技が出てくるので、私たちもワクワク・・・

最後はチームに分かれて順番に披露!上手くいくと拍手が巻き起こっていました。

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2016年01月18日 |

1. 充実したケアで患者さんのスキントラブルをなくそう  (TQM活動)

2. こちらの精神科療養病棟では昨年度、TQM活動で褥瘡を軽減させることができました。

今年はスキントラブルは褥瘡だけではなく、新たな問題「スキントラブル」を解消すべく、スタッフ全員、色々な工夫をし、楽しく、いきいきと、チーム一丸となって取り組んでおります。

例えば介護度が高い患者さんを対象に湯船につかって爽快感を体感して頂きたいとの思いから「とくとく温泉」と称して特殊浴槽での入浴の促進、それに伴って業務の時間や入浴前後の処置の一覧表を作りなおすなど、様々な角度での業務改善を試みております。

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(立川先生に取り組みを報告しているところです)

3.中間報告

 ・ぽらりす(重度認知症デイケア)と相談・調整しながら特殊浴槽を使用。
今までシャワー浴だった患者さんも、湯船につかれることで爽快感を体感する事ができ笑顔
増えました。

・表皮の清潔を徹底できたことで湿疹や水虫等の皮膚感染症が減少し、また湯船につかる事で体
循環が良くなり下肢末梢部のむくみの軽減や角化症が徐々に改善してきています。

・今回のTQM活動を機にスタッフのスキンケアに対する取り組む意識が変容し、処置内容の
見直しや業務分担表の再検討の等業務改善につながってきているように思います。

取り組みの様子)
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2016年01月14日 |

以前利用した時と違って同じ木でも葉が落ち、枯葉が地面一面に広がり、季節の移り変わりを感じます。

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枯葉を袋につめるグループと火を起こすグループに分かれて皆で取りかかります。

さつま芋をアルミホイルに包み、さぁ、焼き芋本番です。
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「どんな感じになるんやろね」「火通るかな」と談笑しながら待ちます。

すると芋の焼けた香ばしい香りをサインに芋を割ってみると

“ホクホク”の焼き芋の完成です。

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皆で「おいしい」、「甘い」と笑顔で話しながら、最後は暖をとり、冬を感じる行事になりました。

2016年01月11日 |