ひめきたブログ - 兵庫県姫路市の精神科病院(うつ病・認知症・復職支援)|姫路北病院 - Page 26
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ひめきたブログ

1.リハシューズ・ケアシューズの説明会(院内研修)

研修の前日は台風が接近しておりましたので、心配をしていたのですが、何とか当日は雨も上がり、ケアシューズ・リハビリシューズの説明会を行う事ができました。

各メーカーさんの協力のおかげで約70足の靴が会場には揃い、姫路北病院の職員・他施設の職員さん・地域の住民の皆さんなど、約40~50名の方がご参加くださいました。ありがとうございました。

靴の説明会270914 (1) 靴の説明会270914 (2)(メーカーの皆さん)

さて、研修では最新作のシューズの工夫(片手で履ける構造・車のライトに反射するなど)はもちろん、足のサイズの説明や計測の仕方なども丁寧に教えてくださいました。

靴の説明会270914 (3) 靴の説明会270914 (4)

また、シューズが古くなり買替を検討している患者さん、足の諸事情(外反母趾やむくみなど)で今履いているシューズを履き替える必要がある患者さんも参加され、シューズを試し履き。患者さんが「私、赤がいい」「わしゃ紺にする」と譲らない場面も、履くなら好きな色がいいですよね、わかりますよ。

靴の説明会270914 (5) 靴の説明会270914 (6)

私が驚いたのは靴の裏!自分のシューズを購入する時は見る事はないのですが、
各メーカーさん素材や形状など、色々と工夫をされていました。

見えないところにも丁寧かつ細やかな取り組み、日本のものづくりの心を垣間見た気がしました。

靴の説明会270914 (7) 靴の説明会270914 (8) 靴の説明会270914 (9)

2.研修の感想(院内研修アンケートより)

・対象となる方に合った靴を選ぶことで、転倒等のリスクを軽減できることを理解できた。

・足の測定の説明で自分の本当のサイズを知る事が出来、靴の方の選び方は自分の足の気づきと
なった。

・現場や患者さんの困りごとや希望をタイムリーに解決できとてもよい研修だと思いました。

2015年10月08日 |

WRAPファシリテーター養成研修に参加してきました。

WRAP(ラップ)は精神障害の当事者を中心にアメリカで創設されました。
Wellness Recovery Action Planの頭文字を取ってWRAPと呼ばれ、日本語では「元気回復行動プラン」と言われています。

自分が元気でいるため、元気を維持するためにはどうしたら良いのかを知り、生活に活かすことができるものです。

研修の参加者は初めてお会いする方々ばかりでしたが、全員が安心できる環境を皆で作り、とても和やかな雰囲気で互いに学び合うことができました。

写真1 写真2

一番印象に残っているのは、「希望を感じる時」がテーマで意見を出し合った際、私は「畑の野菜が実り始めた時」「きれいな夕日を見た時」等を挙げました。

他者に話そうと普段の生活を振り返ると、ありふれた日常にも大切に感じられることが沢山あると気づきました。

また、他の参加者と同じ考えだと、なんだか嬉しく感じることもありました。

WRAPで皆と話す事で、自分と向き合う時間にもなるなと思いました。

自分と向き合うって良い事ばかりではなく、すごく負担になることが多いと思っていたけど、それを負担に感じず、前向きにできたことに自分でも驚きでした。

社会の中では枠組みとか役割とか色々あってなかなか「ありのままの自分」を見つけるのが難しいなと。そんなものを解放してくれるような場でした。

「その場にいるだけでもいい」「一緒に学ぶ仲間がいる」という安心感が「学びたい」「一歩踏み出したい」という前向きな気持ちにさせたのでしょうか。

写真3写真4
WRAPは今では病気の有無に関わらず誰にでも役立つものとして広まってきています(元々は精神障害の当事者が中心となって作られたものですが)。

私が今回の研修で経験させていただいたように、WRAPを通して元気になったり、少しでも光が差すような場を作って行きたいと思っています。

今後、姫路・中播磨地区でもどんどんとWRAPの輪が広がっていけばと思っています。

写真5

 すいふよう 1すいふよう 2

最後に、今回の研修地、名古屋の鶴舞公園で出会った花の写真です。

「酔芙蓉(すいふよう)」と言う花で1日しか咲かない花です。

朝、花が咲いた時には真っ白。時間を追うごとに薄ピンクから濃いピンクへと色づいて行きます。どこか変化する可能性を感じさせてもらった気がします。

研修から帰って来て気付いたのですが、この酔芙蓉、姫路北病院の施設「さざんくろす」の庭にもとってもきれいに咲いています。

駅弁ちなみに、研修場所は日本福祉大学 名古屋キャンパス、
道中の駅弁は味噌カツエビフライ弁当でした。

2015年10月01日 |

先日、姫路北病院から約10名(患者さん・看護師・作業療法士)で福崎町の森林へでかけました。

足元を見るといろいろなキノコたちを見つけることができました。

そういえば、スーパーでしか見ることはないし、ゆっくりと探し物をしながら歩いたもの久しぶりだなと思いました。

まだ暑いなぁ~と思う日もありましたが、秋の気配を感じたひと時でした。

キノコたち270915 (1) キノコたち270915 (2) キノコたち270915 (3)

キノコたち270915 (4) キノコたち270915 (5) キノコたち270915 (6)

2015年09月28日 |

10月17日(土曜日) 毎年恒例の姫路北病院 文化祭 (姫北祭)が開催されます。

エイサーや和太鼓などのパフォーマンス披露や模擬店(バザー)を予定しています。

詳しいプログラムは、後日ブログに掲載します。

皆さまのお越しを心よりお待ちしています。

日 時:平成27年10月17日(土曜日) 午前10時 ~ 午後3時

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2015年09月26日 |

毎月2回、「ストレスって何?」「アサーションとは?」「人付き合いとストレス」など全8回を1セットにして勉強をしています。

開始当初は緊張感も高く返事程度の返答が多かったが、回が進むにつれて徐々に緊張もとれ「人付き合いは苦手」「自分の意見を主張するのが出来ない」など自分の苦手な事を振り返る事や他者の意見にコメントする事などがみられるようになりました。

溜まったストレスを自分である程度発散するなど(管理)する事で、少しでもストレスを減らし健康な状態・調子の良い状態を保つ事ができる様、参加者同士で意見を出しながら、それぞれが自分の出来る事を探していきました。

ストレスマネージメントというと今年から職員もストレスチェックを行う事が義務付けられます。ストレス社会においてストレスをコントロールする事は患者さんだけでなく職員も意識して行っていく必要があります。

患者さんとの勉強を通して自分のストレスについても振り返る良い機会になっているように感じます。

これからも患者さんと一緒にストレス社会を乗り切る自分なりの方法を見つけていきたいと思っています。

        全8回のテーマ

第1回

ストレスマネージメントについて

第2回

ストレスサイン

第3回

ストレス対処

第4回

考え方のクセって?

第5回

感情コントロール

第6回

コミュニケーションについて

第7回

アサーショントレーニング

第8回

まとめ

 

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2015年09月14日 |

9月8日、姫路北病院にて楽技介護術の研修会を実施しました。

外部から10名(初参加の方3名)、姫路北病院から8名の総勢18名にて実施しました。
お忙しい中、多数のご参加有難うございました。

実施内容は、寝返り、起き上がり動作、ベッドから車いすへの移乗動作、床からの立ち上がり及び椅子への移乗と、基本動作中心の内容としました。

グループごとに自分の苦手な動作を中心に練習をしたり、実際の勤務場面で困っているケースを相談したりすることができ、和気あいあいとコミュニケーションをとりながら、楽しく意義深い研修を行う事が出来たと思います。

そんな中、4月に入職し、今回初めて参加(外部から)された方がおられたのですが、うまく行えない動作を必死で習得しようと、何度も何度も練習していました。

その様子を周りの参加者の方もアドバイスを送りながら見守り、うまく出来た際には拍手で称える場面が見られました。

その会場の雰囲気の温かさに、心も温かくなる、そんな研修会に参加出来てうれしい気持ちで今回の研修が終了しました。

姫路北病院の楽技介護術研修会は、以前行っていた研修棟(精神科デイケア2階)から、重度認知症デイケア「ぽらりす」2階に会場を移して行っています。

久しぶりの参加者の方が以前の研修棟に行ってしまったと伺いました。
連絡が上手く行えておらず、ご迷惑をお掛けしました。

重度認知症デイケア「ぽらりす」は、北病院正面玄関左の丸い建物になります。 宜しくお願い致します。

次回も、たくさんの方のご参加、お待ちしています。

楽技介護術勉強会270908 (1) 楽技介護術勉強会270908 (2) 楽技介護術勉強会270908 (3)

2015年09月10日 |

9月8日

救急の日270908 (1)明日は9月9日救急の日

ということで、来院された患者さんを対象に、

健康増進イベントを実施しました。

救急の日270908 (2)血圧測定に体重測定、

健康相談やタクティールケアの実施など、

多くの方にご参加いただきました。

救急の日270908 (3)最近、町でも見かけるようになった「AED」

講習中に「誰か来て!」と叫ぶのは、

勇気がいったと思います。

 

皆さんのお蔭で、大盛況に終えることが出来ました。

ご参加下さった皆さん、本当にありがとうございました。

2015年09月10日 |

1.自分のことは好きですか?(院内研修)

岩堀美雪先生が、姫路北病院に来てくださいました(2012・2013年に続いて3回目)。

岩堀先生は「子どもは無限の可能性を持っている」「どの子にも必ずいいところがある」をモットーに31年間小学校(福井県)の先生をされていました。

その中で、子どもたちそれぞれに宝物ファイル(クリアファイル)を作り、自分のプラスになるもの(自分が書いた自分の良いところ・好きな写真・他人が書いた自分の良いところのメモ)を宝物ファイルに入れ、自己肯定感を育む取り組みを行われてきました。

当院でも岩堀先生の指導を受け、患者さんや職員の自己肯定感・自尊感情を育て自己の成長を促すためのツールとして、宝物ファイルを「夢ファイル(ポートフォリオ)」「○○さま物語」など名付けて導入しました。

その後も患者さんや職員それぞれのファイルの中に、その人の好きな写真や文章・他者からもらったその人の良いところのメモなどを入れる取り組みを継続しています。

ポートフォリオ270804 (3) ポートフォリオ270804 (4)

2.職員の感想

(初参加)
「今、自分のことが好きですか?」、研修は岩堀先生の問いかけから始まりました。

講義の前半、先生も昔はコンプレックスが沢山あったという話を聞きました。しかし、そのことが嘘かのようにキラキラとした表情で話をされており、宝物ファイル(ポートフォリオ)の力は周りの人だけでなく、自分自身をも幸せにする魔法のようなものなのだと感じました。

後半のグループワークでは、少人数のグループで「幸せを感じる瞬間は?」など、お題の書かれたカードで対話。

「仕事で困っているときに助けてくれた」「患者さんが笑顔になってくれたらうれしい」「いつも話聞いてくれてありがとう・・・」

・・・もしかしたら・・・このような瞬間を仲間と共にできたことが、私たちにとって“宝物”・・・?日々の生活の中では、なかなか自分の良いところは見えてきません。

研修の最後に同じテーブルのメンバーひとりひとりに、“今日のあなたの良かったところ”を書いて渡しました。

普段言えない気持ちを言葉にして受け取ったときの、あのふわっとしたあたたかい気持ち。

「そうか、私にもこんなところあったんや・・・」

「少し自分のことが好きになったかもしれへんな~」

ありのままでいい、それを受け入れると自分のことが好きになれる、何歳になっても成長できる、岩堀先生の柔らかな笑顔がそう物語っていたように思います。

また、病気になってしまった事で自分の可能性を信じる事が出来ず、自分の“夢”をあきらめてしまう患者さんもおられます。

そのような方の心に寄り添い勇気を与えるポートフォリオを一つでも多く患者さんに届けられたら・・。そんなことを考えずにはいられない素敵な講演でした。

みなさんは、自分のことが好きですか?

 

(2回目の参加)

「自分の事を大好きになろう!家族や友達の事も大好きになろう!!」

2012年5月、宝物ファイルのページに書いた時はなんだか照れくさかったのを覚えています。

初回の岩堀先生の講演では、大人になると注意されたり怒られることはありますが、自分が褒められることは少ないとのことでした。

確かに自分の良いところを自分で気がつくことや、他者をほめることもほとんどないなとその時に思ったことを覚えています。

それから約3年、職場では定期的に感謝カードの交換や感動のエピソードを話し合い、プライベートでは家族と出掛けた時に取って置いた各種チケットなどをファイルに挟むなど、宝物ファイルは自分の好きな事でいっぱいになりました。

また、家庭では毎朝仕事に行くときに「大好き!みんな世界一!今日も楽しく行きましょー」と、4歳の息子と家内と私の3人でギュッと抱きしめあうことが習慣となり、今ではすっかり「自分の事も大好き!家族の事も大好き!職場のみんなも大好き!」と言う事ができます。

岩堀先生の研修は、自分・友達・家族を大好きになるきっかけだったと、とても感謝しています。

ポートフォリオ270804 (5) ポートフォリオ270804 (7)

3.岩堀美雪先生からのコメント

今回も、私の話を真剣に聞いてくださる姿に感動しました。ワークが始まるとあちこちで相槌を打つ姿が見られたり、拍手や笑い声が聞こえたりしました。

おかげ様で終始和やかな雰囲気で進めることができました。ありがとうございました。

 

また、姫路北病院には、以前の研修会がきっかけとなり、患者さま向けの宝物ファイルを続けて実践している病棟があります。

許可を得て見せていただきました。宝物ファイルの中には、病院での生き生きとした笑顔やスタッフのみなさんからのメッセージで溢れていて、見せていただいているうちに自然と涙が出てきてしまいました。

今後も宝物ファイルが医療の現場でも広がるように大勢の方に伝えていきたいと思います。

ポートフォリオ270804 (1)

研修の感想(院内研修アンケートより)

・「人には『良いところ』が必ずある」「心の居場所ができる」「自分を認め大切に」など エピソードの一言一言が印象に残り、自分を考える機会となりました。

・自己肯定感を高めると自信が持て、行動力が上がり、失敗に強くなるという事だったので自己肯定感を高めていけたらいいなと思いました

・とても楽しく、ためになる2時間でした。自分が子ども(小学生)の頃に岩堀先生の取り組みに出会いたかったです。

自己肯定感を高め、自分もまわりも幸せになれるように、というところにとても共感できました。

・こうやって自分の事を振り返るのは見直すきっかけにもなっていいなとか、伸ばしていこうとか、自信にもつながるなと思いました。いろんなものをファイルに入れていこうと思いました。

2015年09月10日 |

9月8日(火)9:00~11:30の間、当院の外来ロビーにおいて救急の日(9月9日)にちなんだ健康増進イベントを開催します。

当日は、健康に関する様々な測定や相談をご用意しています。

是非お立ち寄りください。

 

当日のプログラム(予定)

身長、体重、血圧測定、体脂肪測定、握力測定、AED講習会、介護相談、

医療相談、タクティールケアなどを行う。

救急の日イラスト

 

 

2015年09月07日 |

夏の風物詩の1つ、流しそうめんの準備中です。
姫路北病院の敷地内にある竹をカット、2メートルとちょっとあるでしょうか?
竹を半分に切ってふしを削り机の上に斜めに配置、

流しそうめん (1) 流しそうめん (2)

水(飲料水)を流すときに使うやかんなどの容器を準備、
竹を流れ落ちる水やそうめんを受けるバケツやザルも欠かせませんよね。
流しそうめん (4) 流しそうめん (3) 流しそうめん (5)

さて、準備が整ったら、流しそうめんスタートです。

流しそうめん (6) 流しそうめん (7)

参加者からは、

・あっちに座った方がそうめん取りやすかった~

・少ししか取れなかった~

・あ゛~、(そうめんが)流れていってしまった~

            などの感想がきかれました。

食後のデザートは、流しみかん!?
みかんの缶詰の中身を、2~4個ずつ水の勢いにまかせて流していきます。
流しそうめん (8) 流しそうめん (9)

あまりにも早く流れていくみかんを、ナイスキャッチ!!

 こうして毎年恒例の流しそうめんが終わり、季節が夏から秋へと向かうのでした。

2015年09月04日 |