7月24日、本日18時より、いよいよ夏祭りです。
姫路北病院の夏祭りが、ご参加下さる皆さんの笑顔と楽しい時間となり、今年の良い思い出の1ページとなりますように、職員全員が最終の準備をしております。
会場でお会いできる事を楽しみにしておりますので、お気軽にお越しください。
7月24日、本日18時より、いよいよ夏祭りです。
姫路北病院の夏祭りが、ご参加下さる皆さんの笑顔と楽しい時間となり、今年の良い思い出の1ページとなりますように、職員全員が最終の準備をしております。
会場でお会いできる事を楽しみにしておりますので、お気軽にお越しください。
7月23日、今日はあいにくの雨ですが、夏祭りの準備を担当の職員を中心に色々と行っております。
「明日は晴れますように」と願いつつ、皆さんのお越しを職員一同心よりお待ちしております。
今年もTQM活動が始まりました。
1.TQM11年目にして思ったこと (副院長 岸 睦久)
月日がたつのは早いもので、TQM活動も11年目になりました。
活動が始まった頃は自分自身全く知識がなく、「TQMとは何か?」ということから勉強し直しました。
『TQMは、米国でTQCから発展した活動で、顧客が満足する品質を備えた品やサービスを適時に提供し、企業の全組織を効果的・効率的に運営し目的の達成に貢献する体系的活動である。』
文章を読むと難しいことばかりでしたが、要するに病院のサービスを商品、患者を顧客ととらえ、経営第一に労働の管理と強化を課すというものでした。
この時点で私はTQM活動が嫌になりました。苦しみ悩んで来院する患者さんを「顧客」とは考えられず、仕方なく話し合いに参加したり、時には舞台に上がったりもしましたが納得はしていませんでした。
しかし数年経った頃、ふと「何か違う??」と思いました。気づくと、思っていたのとは違う活動が繰り広げられていました。
「顧客(これには今でも抵抗がありますが)に対しどうすればよいケアができるか」「そのためにいかに業務を効率化して時間を生み出すか」「無駄なく楽しく業務をこなせるか」など各部署から多くのマネジメントの提案が出され、成功したものは全体に波及してゆく。
そのなかで今まで見えなかった職員の特技や個性が発揮される。結果として強い組織・職員にとって仕事がしやすい職場ができていました。
これだったのか….。と解ってからはTQMと聞いても嫌な感じはなくなりました。
最近では各部署からどんな名案が出てくるのか、どんな工夫が提案されるのかと楽しみになっています。
また、1つの事にその部署の皆が協力し、結果をまとめて発表するというプロセスが見えるとき感動を覚える時もあります。
今後とも姫路北病院の活性化のため、TQM活動が無理のない形で継続されることを願っています。
職員の皆さま、ご指導いただく立川先生に厚く感謝いたします。
2.TQMについて(人材育成研究所 立川 義博先生)
T:ともに
Q:質を高め
M:みんなでつながる
姫路北病院のTQM活動はこのフレーズを確実に実現しています。
患者・ご家族・利用者中心の問題点の発見、解決のための対策、改善実施策の実践は11年間の継続力で見事な組織能力に進化してきました。
他施設にはない心温まるぬくもり、心穏やかなコミュニケーション、心安まる時間を共感出来ます。
TQM活動の意義と目的を職員ひとり一人が理解し、絶え間ない努力で築きあげてきたことが何よりの礎だと確信します。
だからお互いの人間関係を良好にして組織を活性化し成果を出すマネジメント力の向上をはっきりと現場ヒアリング時に実感します。
私と職員の皆さんが「あ、うん」の呼吸で医療改革の時代に適応した取り組みを日常的に行っていくことが出来ることもすばらしいことだと思います
3.研修の感想(院内研修アンケートより)
・今の問題となっている事は何かと毎年考える機会となっているように感じる。今年も頑張ります。
・問題探しのヒントとしての着眼点と問題点とが起きてからの着目すべき点は気づきとなりました。チーム医療は相互確認であるという事です。
・一緒に働くスタッフがどんなことを感じたり考えている事がわかってよかった。
・2年目となり、1年時での経験と照らし合わせてきくことが出来ました。
・日々の業務の振り返り、改善の意識付けの良い機会です。また、コラボで他部署の方々とも色々な話ができ課題もでてくるので良い気付きになりました。
7月14日に地域合同の楽技介護技術講習(第2火曜日/月)がありました。
今回、本当は入浴の練習予定でしたが、急遽、「床」からのトランスを中心にすることに・・。
その時の状況に合わせて内容が変わることもありますが、みなさん汗をかきながら、筋肉をぴくぴくさせて頑張りました。
バランス感覚や支点・力点を体で覚えたときには達成感があります。
今回の練習には、新しい施設を立ち上げるのに忙しくなりそうと、ワクワクされている方。
新たな夢を見つけチャレンジ中の方。そんな方たちのお話もうかがいながら、みなさんイキイキと練習をしていました。
そのうちのお一人が、今年の年初めの練習の時に「今年の私の一文字」という題で、一文字ずつ書き、その文字にした理由も話してもらったのですが、その方は『変』と赤い字で書いたのです。なんと、「あれから、自分の中でいろんな変化が生まれてきている感じがします」と・・・話してくださいました。
実はその方が、新たな夢を見つけ、チャレンジ中の方です。
その時には具体的な目標がなくてもインスピレーションで表現する事に意外と大きな意味があるのかもしれませんね。
今からでも遅くありません。残りの半年、どうありたいか書き、人に伝えてみませんか?
これからも練習だけでなく、いろんなことの共有もしていきたいと思っておりますので、みなさんもお気軽に覗いてみませんか?
(RXす-ぱ-楽技倶楽部より)
1.食事のポジショニング (院内研修)
5病棟は精神科療養病棟です。毎日の生活の中でお食事は楽しみの一つですが、きちんと座れず食べにくそうにされている方や残されている方、早く食べたいと落ち着かず食事を待たれる方な ど、私たちは楽しい時間を提供できていないのではないかと反省を込めて今回患者さんとの関わり方を含めた業務改善を行い、最善最良のケア提供のために取り組んでいきます。
・今回亀山先生に研修に来ていただき、車イスで食事を食べることが姿勢に影響していることや、正しい椅子の座り方、食事前の楽しい体操など紹介して頂きました。
楽しくわかりやすい内容で今回のTQMに取り入れて楽しい食事時間を提供していきたいと思っています。
亀山先生ありがとうございました。
2.食事について(西はりま医療専門学校 作業療法学科 専任教員 亀山一義先生)
食事中の姿勢についてお話をさせていただきました。
近年、NST(Nutrition Support Team)と呼ばれる栄養サポートチームを編成し、職種の壁を越え、患者様の栄養管理に取り組む病院が増えています。
姫路北病院でも熱心に患者様の食事について様々な職種の方が取り組んでいることを感じました。
日本語の姿勢にはposition(体位)とattitude(態度)の2つの意味があります。
私はしっかりとした座位(体位)で、楽しく(態度)食事をすることが大切だと考えています。
今回のお話の中では、体位と態度について提案をさせていただきました。
この提案が病棟での食事姿勢の一助となれば幸いです。
3.研修の感想(院内研修アンケートより)
・車椅子のまま食事をすることを当然だと思い込んでいた。椅子に座って食べる事の重要さを再認識しました
・食前にストレッチを取り入れる事で、嚥下がしやすくなるという事、理解出来ました
・食事と言う行為をイベントとしてとらえる事が大切であり、そう考える事で対応が変わってくることを認識できました
・食事介助時の注意点や意識の仕方が分かりやすく、理解しやすかった。今後に活かせると思った
終了後には職員の皆様から多くの質問を頂戴し、活発な意見交換をすることができました。非常に貴重な時間となりました。ありがとうございました。
6月は七種の滝へ行ってきました。
道の周りは四方八方木々に囲まれ、街中よりも涼しく感じ、すぐ近くには川の心地よい水の流れる音が聞こえ、何もせず座っているだけで「ほっ」とした気持ちになりました。
普段なかなか歩かない方が傾斜のある山道をスタスタと上がっていたり、その辺の枝を杖にして歩いたりと、気のベンチでゆっくりするなど、皆さん自分のペースで過ごしていました。
また、落ちている枝や木の実でウエルカムボード作りもしてみようと企画、落ちている枝を短く切る人、「これはどう?」と枝を見せて他者に相談する姿、「何の実かな」と赤い実を拾い集める人など、協力する姿がみられました。
その後、皆で木のベンチに座って休んでいると「気分がすがすがしい」「森にこれて良かった」などの声や気分の晴れた表情、笑顔がそこにはありました。
7月3日に介護福祉士主催で排泄ケアに関する研修がありました。
まずは介護福祉士から基本的な排泄ケアについての説明がありました。
高齢になり今までできていたことが出来なくなる。
特に排泄を人の手を借りないとできないという状況は人間の尊厳にもつながる大きな問題でもあります。
そんな状況になった時に、この人だったら安心できる看護師・介護者であるために、排泄について正しい知識と技術は次のケアにもつながる大切なことです。
今回は、事前アンケートで尿漏れ対策に対し、困っている状況が多いということから、
ユニチャームメンリッケ株式会社よりTENAアドバイザーの古谷恵子さんと堀内都紀さんにもお越しいただき、尿漏れとなる原因の見極め方や対策等について実践も交えながらスキルの再確認もしました。
昨年の全体研修の中で「良かった」という評価が一番高かった研修です。
それも、みなさんがもより良いケアを提供しようとする皆さんの姿勢があるからなのでしょうね。下記のアンケートからも感じ取られましたので一部紹介します。
【アンケート】
・実際に着けてみること、体験することの大切さを学びました
・漏れなどはやはり、おむつの当て方が悪いからなんだと思いまいした
パットを入れたときはすごく気持ちが悪いと感じました
・対象の患者さんがどんな気持ちでつけているのだろうと考える機会になった
ただつけているだけで不快なのに排尿して過ごすのはつらいと思いました
トイレの訴えが多い方への対応を考える必要があるんだとおもった
・テーナのみの場合とパットを挟んだ場合では感覚が全然違うことを学んだ
患者様の気持ちに少しでも近づくことが出来たと考える
・普段ケアに携われる仕事ではないのですが、排泄ケアに関しての不満点・問題点・改善点など、今日初めて学び職員の皆様や亥患者様の大変さを知ることが出来ました
自分も実際に体験してみて、患者様の気持ちを知りケアを考えていくことの大切さがわかりました
介護福祉士さん・TENAアドバイザーの古谷さん 堀内さんありがとうございました
7月24日(金曜日)18時から毎年恒例の「姫北夏祭り」が開催されます。
盆踊りをはじめ、バンド演奏、ハワイアンダンス・タヒチダンス、フラメンコ、太鼓など様々なパフォーマンスが披露されます。
模擬店(バザー)では、おいしい食べ物を味わっていただけ、スーパーボールすくい、くじ引きなども楽しんでいただけます。
打ち上げ花火もあり、夏の夜の一時を過ごしていただけたらと思います。
皆さまのお越しを心よりお待ちしています。
楽技すーぱー倶楽部研修会 7月の休み予定
7月21日(火)研修会は、お休みです。
6月29日、ケア・プロデュースRX組の青山幸広先生にお越しいただき、研修会を開催させていただきました。
とある施設の取り組みや様々な事例を通し、介助側の姿勢や介護やケアの在り方など、先生の研修はスキルもさることながら、いつも心にビンビン響いてくる研修でした。
目の前の人のことを、決めつけてしまっているのはだれであるのか。
生活の中でのその方の役割や生きる楽しみを引き出すことの大切さ。
しかし、それはその人が持っている力があることに、気づけていないだけなのかもしれない・・。
当たり前の生活の中にある、『楽しむ』『居場所創り』『生活する・生きるための環境づくり』そのような中で人は大きな変化をあらわす。
施設のみでなく・生活の場も重要な要素となる精神科にとっても大切なことであると思います。
見せていただいたスライドには『SEKAINO OWARI 』の曲がながれており、曲からも多くのメッセージを受け取ることが出来ました。
『方法』という悪魔にとりつかれないで
『目的』という大事なものを思い出して
…『世間』という悪魔にとりつかれないで・・
「方法論」に囚われ、自分たちがすべきことが何であるのかという「目的」を見失ってはいないだろうか。医療・介護の主人公はだれであるのか・・。
「ハード面が変わるから変わるのではなく、一人一人の心の変化が大きな改革につながる」と、話された先生の言葉は、いつまでも心に残りました。
参加者の感想を一部紹介させていただきます。
☆ 工夫すれば、自分たちも患者さんもお互いのできる幅が広がっていくと感じました。
☆ 青山先生の実践・体験談・施設『新(あらた)』の取り込みを学び、先入観を持ってしまわないことの大切さについて、あらためて考える機会となりました
☆ 普段決めつけてかかわってしまっていることが多くあり、どんな患者さんでもやってみることを続けていくことで、その人の可能性を引き出すことにつながるのだろうなと感じました
☆ 新しい発見がいくつもありました。患者様・ご家族様の関わり方で変わっていく様子が素晴らしかったです。何か取り組めることを自分で発見していきたいです
☆ 過介助ではやる気を奪ってしまうこともあるということに気づかされました
☆ 何回か参加させていただいたのですが、今回、再参加でき再確認できて良かったです
☆ 以前のRXの研修後、普段のケアに取り入れたものの見直しもすることが出来ました
☆ 力でずっとやっていました。力を出さずにできることに気づきました
☆ 日頃の忙しさから、流れ作業的に業務をしていたが、患者さんがどうしたいのか、次回の研修もとても楽しみであり、多くのスタッフに参加していただきたい内容でした
青山先生ありがとうございました。