ひめきたブログ - 兵庫県姫路市の精神科病院(うつ病・認知症・復職支援)|姫路北病院 - Page 29
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ひめきたブログ

1.タクティールケアⅠコース研修

平成21年から当院でのタクティール研修がはじまりました。現在、本日の認定者を含めて32名となり、各病棟の時間や毎週金曜日の支援時間でタクティールを行っています。

患者さんが心地よく眠れるようになり、痛みが和らぎ、気持ちが落ち着かれるのを実感し、施術している私たちも癒されていると感じます。

毎年フォローアップに参加し、思い、やりがいをリセットしながら触れることの大切さを日々学んでいます。

 

2.タクティールケアについて(株式会社日本スウェーデン福祉研究所 上坂勝芳 先生)    

「タクティール(Takutil)」とは、ラテン語の「タクティリス(taktilis)」に由来する語で、「触れる」という意味を持っています。

治療を目的とした手技ではなく術者の手で相手の背中や手足を柔らかく包み込むように「触れる」ことで、様々な症状を和らげる補完的なケア手技であり言葉で届けることが難しい「安心感」を「触れるという行為」によって届けます。

タクティールケアは、肌と肌との触れ合いによるコミュニケーション方法のひとつです。様々な疾患を患う方に限らず、親子や夫婦間、職場でも活用できる身近なケアです。            (タクティールは日本スウェーデン福祉研究所の登録商標です)

 

3.研修の感想 

Ⅰコース認定修了者・・・5名全員合格しました。

合格後の感想

・今まで練習してきたことを確認する機会になりました。細かい点まで見て頂けたので今後の自信に繋がりました。

・自分のやり方になってしまっている所や、力の入れ具合など指摘を受け再確認できてよかったです。

・手の圧等、自分では気が付かなかったことを確認できました。

・緊張してしまい頭が白くなってしまいましたが何とか無事に終わってよかったです。本当にありがとうございました。

 

今回研修受講者の感想

・緊張していましたがやってもらっている時はリラックスしました。理論はわかっても体が思うように動かず、最後は少しずつできる様になり嬉しかったです。

・最初はできるかと心配したけど褒められることで自信がついてできる様になりました。筋緊張の強い患者さんがおられるので、タクティールをすることでリラックスしていただけたら良いと思いました。また、自分自身も癒された思いです。

・研修が楽しく、ケアマネとして別の世界を見ることができました。訪問時にタクティールをしてみたいです。

・最初は手を当てることが恥ずかしかったです。病棟の患者さんの顔が浮かんできて不眠の方にしてみたいと思いました。

・指のコツがつかめ、職員にも知ってもらいたいし、やってみたいと思っています。

研修の様子)
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当病院ラフールのみなさんと講師の先生)
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2015年07月01日 |

1.就職説明会を行いました

姫路北病院就職説明会に10名ご参加いただきました。

今回の目標は、参加者の皆さんが、就職説明会の終了時に「来てよかった」と暖かい気持ちになり帰っていただくこと。

その為に、当病院で働く1~3年目の職員に職種(看護師・看護助手・介護福祉士・作業療法士)を問わずアンケートをお願いしたり、当日の自身の体験や経験を踏まえて話をして下さるNsへ参加を依頼して勤務調整を行ったり、お弁当を栄養課に依頼したりなど、いろいろと相談し、準備を連携して行いました。

さて、約半日の就職説明会が終わり、いよいよ皆さんお帰りいただく時。
参加者の皆さんのお顔が笑顔であったことを職員一同本当に嬉しく感じました。

また、今回の事を振り返り課題も見つかりましたので、改善を行いながら就職説明会を来年も行いたいと考えております。

ご参加くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

 

2.就職説明会の感想(アンケートより)

・とても明るい雰囲気であることがわかりました。人間関係もよく、はたらきやすいところなのを実感しました。

・他の病院にはない職場の雰囲気の明るさを感じました。ユーモアを取り入れた説明・ビデオも引き込まれ、良かったです

・働いておられるスタッフの方たちの笑顔と年齢や職種の垣根を越えてつながる人間関係のよさがとても印象的でした。

・病院見学は初めてだったので、不安もありましたが、今回こちらの説明会に来させて頂いて、その不安もとれ、リラックスしながら集中して話を聞くことができました。

・プレゼンテーションを見て、人材の育成に本当に力を入れているんだなと思いました。

・研修も充実していてそうで、雰囲気もとてもよかったです。ありがとうございました。

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2015年06月29日 |

全国学会に参加しました(院外研修 看護師・作業療法士)

 1.日本精神科看護学術集会 (第40回 福島県)

 1.発表してきました。

「精神科デイケア利用に向けた退院支援」

「入眠困難のある患者へのアプローチ」

多数の方に発表を聴いていただきました。ありがとうございました。

 

2.印象に残った事

・アロマや認知行動療法(CBT)など、最近注目されているテーマの研究には、全国どこの人も関心が高いと思いました。

・退院支援や行動制限最小化に向けてのテーマも多いように感じました。

・ドックセラピーを週に1回行っておられ、老人の方が車椅子から立ち上ったりして、徐々に動きも活発になり、楽しみして外に出ることが多くなったという話を聞いて、関心・楽しみが大切だなと思いました。

・福島での開催ということで、街中は賑わっていましたが、会場のすぐ横には仮設住宅がたくさんあり、まだ元の生活に戻ることができていない方々がいることを改めて知りました。

・災害時の対処法や患者さんスタッフの精神的負担についての研究もみられ、東日本大震災での経験やその後の取り組みが、今後の地震後の対策に活かすことができれば良いなと感じました。

 

2.日本作業療法学会に参加しました (第49回 兵庫県)

1.発表してきました。

「認知症患者リハビリテーション料新設に伴う取り組みを通して」

「グル―プワークが作業療法学生の社会人基礎力にどのような影響を与えたか」

多数の方に発表を聞いていただきました。ありがとうございました。

また、アンケートのシールに協力して下さった皆さま、格別の配慮に感謝です。

 

2.印象に残った事

・義手でのバイオリン演奏、懸命に奏でる姿と音色がとても感動的でした。

・チーム医療を進めていく為の伝え方の発表で、他職種と連携する時に参考にして取り組んでいきたいと思いました。

・運営スタッフとして参加しました。大きな学会の裏側で支えている人たちの努力を知る事ができました。

・「普通のことだったことが普通にできる」という言葉との出逢い。

・旧友たちとの再会、同じ作業療法士として頑張っている姿に元気をもらいました。

〇日本精神科看護学術集会( 福島県郡山市  ビッグパレットふくしま )
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〇日本作業療法学会( 神戸市 神戸ポートピアホテル・神戸国際展示場 )
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2015年06月24日 |

6月20日(土)に介護福祉士が中心となり、認知症の介護をされている方、またその家族さんを対象に『ザ 食べること』をテーマに家族会がありました。

まずは家族さんにも参加いただいての紙芝居「金色夜叉」・・ちょっと俳優には難しいかな~?・・と思われる配役の方々(ごめんなさい)。

しかし、それが功を称し、笑いで皆さんの緊張もほぐされ、「食べるということ」について、唾液の効果から自宅で簡単にできるスープの試食などなど、バラエティーに富んだ内容の講演も楽しく聞くことが出来たようでした。

フリートークでは各テーブルで、普段の悩み事や思いなどなど自由にお話していただきました。ご家族さんのアンケートの声をいくつか紹介させていただきます

☆初めての参加で食事への話を聞き勉強になりました。他の方と両親との話をして介護の仕
方も勉強になりました。

☆楽しい時間を過ごせてありがとうございます。職員の皆様にもお会いでき良かったです。
また、こんな機会があれば参加したいです。

☆入院中の妻の誤嚥に注意しているところだったので、ちょうどタイミングもあって大変勉
強になりました。唾液腺のマッサージがためになったので、面会時に妻に試してみた
いが妻が怒るかな?

他にもたくさんのご意見をいただきました。ありがとうございました。
今後は、認知症の介護をされている方、またはそのご家族様であれば当院の利用の有無にかかわらず、自由に参加可能ですので、ぜひぜひ気楽にご参加いただきたいと思います。

介護は一人で抱え込んではとても大変!!肩の力を抜いて、一息つきにあなたも参加してみませんか?

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2015年06月22日 |

5月は里山に出掛けて、バーベキューを行いました。現地に到着すると、森林 に囲まれ、風が吹くと木の葉のカサカサと擦れる音、ひんやりと感じる風が気 持ちいいと感じました。

耳を澄ませると、鳥のさえずりや虫の声が聞こえ、参加者の皆さんの「うわ~、 広いね」「ここでやるんや!」との声も聞こえます。

周りを見渡すとロッジや切り株、木々の間からは光が差し込み、緑豊かな森林が 目の前に広がり、参加者の皆さんの笑顔が咲いています。切り株の近くに平らな 木陰を見つけ、バーベキューコンロを組み立て、皆でワイワイと囲んで肉・野菜 などを焼いていきました。

参加者からは「おいしい」「皆とこんな風に食べれてよかった」との感想がきか れ、普段体験できないバーベキューを森林が広がる自然の中、皆で楽しみました。

5月の森林)
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バーべキュー)
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2015年06月18日 |

6月9日に地域合同の楽技介護技術講習(第2火曜日/月)がありました。

今回は他施設の方も10名参加し、総勢なんと32人名!!

外部の方の希望もあり、基礎後に入浴介助と床とに分かれ練習をしました。

いつもの和気あいあいのトレーニングで新人の方のスキルもぐ~ンとのびました。

来月も2つに分かれ入浴の練習もしますので、多くの方の参加をお待ちしております。
(RXすーぱ~楽技倶楽部より)

 

 

 

2015年06月11日 |

平成27年度 姫路北病院就職説明会を開催します。  

日 時:6月27日(土)10時~13時 就職説明会実施270428

場 所:姫路北病院 精神科デイケア棟2階

内 容:  ① 姫路北病院の活動について

    ② 新人教育について

    ③ 病院内見学など

当日は、昼食をご用意しておりますので、お気軽にお越しください。

申込締切:6月13日(土)

お問い合わせ:電    話:0 790-22-0770

e-mail:info@himekita.com

看護部長  青山

2015年06月03日 |

1.院内研修会を行いました

藤田耳鼻咽喉科医院(神戸市)の藤田先生をお招きし、研修「耳鼻咽喉科から
見た嚥下障害」を行いました。

研修の内容は、嚥下の仕組みと障害・嚥下障害の診察・内視鏡検査(どのよう
に見えるのか)・治療について・嚥下障害の実際で、1時間程度ご講演頂きま
した。

耳鼻咽喉科の専門的な視点と藤田先生ならではの分かりやすい説明で、参加者
約60名(当病院職員・近隣の施設の職員さん)は夢中で話を聞いており、気
が付けばあっという間に時間がすぎてしまった様子でした。

この研修を通して、患者さんの食事形態・食事時の姿勢・咀嚼・嚥下・誤嚥
(誤嚥性肺炎)など、理解を深める事ができたと思います。今後は看護や介護
に活かしていきたいと考えています。

研修での様子)

2.嚥下障害について(藤田耳鼻咽喉科医院 医学博士 藤田 彰先生)

耳鼻咽喉科の視点から嚥下障害についてお話ししました。日頃、嚥下障害の看
護・介護に当たっている皆さんに少しでもお役にたつことがお話し出来ていた
ら幸いです。

嚥下の仕組み事態をまとまって聞かれることも少ないと思うので、その部分の
説明にも時間を割きました。

その仕組みが具合悪くなって嚥下障害を起こします。仕組みのどの部分がどの
程度具合悪くなっているのかを診察し、それに対しての対処をしていくのが嚥
下障害診察の全体です。

耳鼻咽喉科では内視鏡下嚥下機能検査と言う内視鏡を使った検査で、直にのど
を覗く検査をするので、嚥下障害の有無、誤嚥の様子についてその画像をお示
ししました。

なかから見るとこんな風になっているというのを見て戴けたかと思います。

食材の選択と食べ方の工夫について、内視鏡所見に基づいての評価で安全に食
せるかが判別できることもお示ししました。

また、誤嚥と誤嚥性肺炎への対処については手術という選択肢があることをご
理解いただき、心の片隅に留めておいてもらいたいと思います。

皆さんが熱心に聞いていただいたので、演者も気持ちよくお話しすることが出
来ました。有難うござしました。

藤田先生と一緒に)

3.研修の感想(院内研修アンケートより)

・飲み込みの様子を動画で見る機会はあまりないので動き・仕組みがよくわかりました。

・トロミのかたさにも嚥下の善し悪しがあるのだと思い、気づきになりました。

・食べ方(食事)の危険性を学ぶことができました。

・ポジショニングなどこれからも気を付けてみていきたい、食事形態も工夫していきたい。

・食事をするには筋力・会話量も必要、のどだけでなく全身に関係する事がわかりました。

・起こる現象にとらわれがちであったが視点が変わりました。今後、看護ケアに活かしたい。

2015年06月02日 |

1.RX楽技介護研修 (院外研修)

今回、職員4名(看護師・介護福祉士・作業療法士)でRX研修(京都)に参加
しました。

 

・前半は移乗についての研修でした。

床からの立ち上がり・車椅子からベット・ベットの起き上がりなどを練習しました。

技術を行う際のポイントとしては、「相手の動きを邪魔しない事」、「相手の力を
最大限に利用する事かつ、最小限の動きですむような介入を行う事」、「人間本来
持っている動きの中に入り込むようにして動作を促している」という事を繰り返し
教えて頂きました。

「動きを邪魔しない事」というのは身体の動きだけでなく、立ち上がろうとした際
に「立ち上がったら危ないですよ。座っていてくださいね」といって動きを妨げる
事も邪魔する事になります。

必要な事は介助される人が安全に立ち上がれるような介入(環境設定や訓練等)を
する事であり、そういった積み重ねが、介助が必要な人の「出来るんだ!」という
自信に繋がり、出来た事を共に喜んでくれる他者がいる事が、生きる意欲にも繋が
るのだと思いました。

・後半は個浴(入浴)についての研修でした。

研修施設には個浴が3つあり、青山先生が開発された手すりや浴槽と同じ高さの椅
子が設置されており実際の現場に近い環境で実技訓練を受ける事がでました。

拘縮のある方や足の力が弱まっている方でも簡単で快適に入浴する事が出来る技術
を教えていただきました。

木製の浴槽で入浴研修を行いましたが、「木」は温かい雰囲気が漂っていて独特の
良い匂いがし、施設の機会浴では全く入浴したがらない人でも木のお風呂では喜ん
で入浴する方がたくさんおられるという事でした。

日本人にとって大切な「お風呂の時間」を、流れ作業で蔑ろな物にするのではなく、
個々にあった大切な入浴の時間を提供出来る為の技術であるという事を忘れずに、
今後も練習して行きたいとあらためて思いました。
・研修を終えて

他施設からも研修に参加されており、高い技術をもたれている方もおられ、2人組
にて実践研修を行った際には親切にわかりやすく教えてくださいました。

介助をする際は、相手に合わせた介助の方法をとるという事が大切だということや、
自分の前に存在する相手がどういう人生を送ってきた人なのか知った上での関わり
を持つ事が技術よりも大切な事であること、などを学びました。

2015年05月30日 |

4月下旬、近くの森林へ出かけました。

山ザクラやヤツデ、サルトリイバラ、 どんぐりなど季節の木々が豊富で、見渡すところに新緑・黄緑の葉が広がって いました。

参加者は、スタスタと頂上まで登る方、散策途中にふと歩みを止めて足元の木の実を手に取りなつかしそうに目を細める方、「ここには4回来たことある。焼肉したなあ…」と子供の頃を思い出して話す方など、どこか“そのひとらしさ”を感じました。

同行した職員もレジャーシートで参加者と一緒に寝ころび空を見上げると・・・
青(空)・白(雲)・緑(葉)の綺麗なコントラスト。そういえばこうしてゆっくり空を眺めるのは何年ぶりだろう・・・。

目を閉じればかすかにホトトギスの 鳴き声が聞こえ、深呼吸をしてみると空気が美味しいというのはこういうことなんだなあ・・・と感じました。

しばらくみんなで佇むだけで、こころが自然と落ち着いていくのが分かり、久しぶりにゆっくりとした時間の流れを感じたように思います。

【レジャーシートから空を見上げた写真】
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【散策途中で見つけた】
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2015年05月20日 |