(内容)
精神科デイケアを利用されているメンバーさんはたくさんいらっしゃいますが、なんだか活気が無い様な印象を持ったスタッフ。
メンバーさんの声を聴くことにしました。
「夢は?」
「夢?ない。できる事が限られているし」
夢や目標をもつこと、自分の力で実現していくことは難しいかも知れません。
しかし、希望を持つこと、周りのサポートを得ること、自分で責任を持って選んでいくことなどで、リカバリーにつながっていきます。
私たちスタッフはメンバーさんそれぞれが自分らしい生活を送ってほしい、
そんな想いを込めて、精神デイケアの今年のTQMは
「リカバリー(自己実現や生き方を主体的に追及するプロセス)」
まずはメンバーさんに知って頂くことから取り組んでいきたいと考えています。
(立川先生に取り組みを報告しているところです)
3.中間報告
リカバリーについて知るプログラムを月1回実施しています。6名程度のグループで「元気に役立つ道具箱」や「いい感じの自分」「注意サイン」などについて話し合いました。
調子の悪い時について一人のメンバーさんが発言されると、「私も同じ」と他のメンバーさんの声が聞かれ、お互いに顔を見合わせ、ほっとした表情をされる場面も見られました。
プログラムの終わりには、「病気の話じゃなかった」との感想が聞かれ、病気ではなく、それぞれの「元気」に目を向けられたのだと実感しました。
取り組みの様子)